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PinT電気の料金は高い?評判やプランを他社と比較

PinT電気は、東京電力と中部電力が共同で設立した信頼性の高い新電力サービスです。

しかし、インターネット上では「料金が高い」との評判もあり、契約を検討している方や、すでに利用している方の中には不安を感じている方も少なくありません。

本記事では、PinT電気が高いといわれる理由を料金体系から客観的に分析し、実際の料金シミュレーションや利用者の評判、メリットやデメリットを詳しく解説します。

PinT電気の契約を検討している方、今の電気代に疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

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※一部対象外のプランがございます。詳細は公式サイトでご確認ください。

目次

【結論】PinT電気の料金は電気をあまり使わない世帯で割高になる可能性がある

「PinT電気は高い」という評判について、結論からお伝えすると、電気をあまり使わない一人暮らしなどの世帯では、大手電力会社よりも料金が割高になる可能性があります。

これは、PinT電気が採用している独自の料金体系が関係しています。

評判だけを鵜呑みにするのではなく、自身の電気使用状況と照らし合わせて、本当に自身に合ったサービスなのかを判断しましょう。

ここからは、PinT電気の料金体系の特徴と、なぜ割高になるケースがあるのかを具体的に解説します。

PinT電気の料金体系は使用量にかかわらず単価が一定

PinT電気の料金プランが持つ最大の特徴は、電気の使用量にかかわらず、1kWhあたりの電力量料金単価が一定であることです。

これは、多くの大手電力会社が採用している「3段階料金制度」とは大きく異なる点です。

3段階料金制度は、電気の使用量が増えるにつれて料金単価が段階的に上がっていく仕組みです。

しかし、PinT電気では単価が変動しないため、料金計算がシンプルでわかりやすいといえるでしょう。

この「単価が一定」の仕組みが、料金の安さや高さにどう影響するのかが、PinT電気を評価するうえで重要なポイントとなります。

電気使用量が少ない一人暮らしなどは大手電力より高くなることも

PinT電気の単価が一定である料金体系は、世帯によっては割高になる可能性があります。

なぜなら、大手電力会社の3段階料金制度は、生活に最低限必要な電力量とされる最初の段階の料金単価が、比較的安く設定されているためです。

総務省統計局の家計調査(2024年)によると、一人暮らしの電気代の月平均は約6,756円であり、電力量がそれほど多くないことがうかがえます。

そのため、月の使用量が少ない世帯では、単価が固定されているPinT電気よりも、第一段階の料金が安い大手電力会社の方が、結果的に電気代を抑えられるケースがあるのです。

出典:総務省統計局「家計調査

PinT電気は高いといわれる3つの理由|料金プランと評判を分析

PinT電気が「高い」という評判につながっている背景には、主に3つの理由が考えられます。

【PinT電気が高いといわれる理由】

  • 電気の使用量が少ないと割高な料金設定
  • 上限のない燃料費調整額のリスク
  • セット割を適用しないとメリットが薄い

これらの料金プランが持つ特徴や仕組みが、利用者の状況によってはデメリットとして感じられることがあるようです。

それぞれの理由について、一つずつ詳しく解説します。

理由1:電気の使用量が少ないと大手電力より割高な料金設定

PinT電気が高いといわれる最も大きな理由は、前述の通り、電気の使用量が少ない場合に、大手電力会社の一般的なプランよりも料金が割高になる料金設定にあります。

たとえば、東京エリアの料金プラン「PinTでんきB」を見てみましょう。このプランの電力量料金単価は、1kWhあたり41.13円(税込)で固定されています。

一方で、東京電力の一般的なプランである「従量電灯B」の第一段階料金(最初の120kWhまで)は、1kWhあたり約30円です。

つまり、電気の使用量が少ない場合、単価が固定で高めに設定されているPinT電気のほうが、料金が高くなってしまうのです。

この料金体系の違いが、とくに電気をあまり使わない世帯にとって、割高感を生む主な原因となります。

理由2:燃料費調整額に上限がないため料金が高騰するリスクがある

PinT電気には、燃料費調整額に上限が設定されていないため、燃料価格が世界的に高騰した際に、電気代が大幅に上昇するリスクがある点も理由の一つです。

燃料費調整額とは、発電に必要な燃料価格の変動を、毎月の電気料金に反映させるための仕組みのことです。

大手電力会社の多くは、この調整額に上限を設けることで、利用者の負担が過度に大きくならないようにしています。

実際に、近年の世界情勢を背景とした燃料価格の高騰局面では、燃料費調整額の上限がない一部の新電力で電気代が大幅に上昇したケースがありました。

しかし、PinT電気の公式サイトには「当社の適用する燃料費調整単価に上限はありません」と明記されています。

将来的な料金の安定性を重視する方にとっては、この点は注意が必要です。

理由3:セット割を適用しないとメリットが薄い

PinT電気のメリットとして紹介されているポイント制度は、電気サービスを単体で契約した場合には、その恩恵を十分に受けにくい点も挙げられます。

PinT電気では、サービスの利用料金に応じて「PinTポイント」が付与され、貯まったポイントは料金の支払いや他社ポイントへの交換に利用できます。

しかし、効率よくポイントを貯めるには、ガスやインターネット回線といった他のサービスをセットで契約する必要があります。

そのため、電気の契約だけでお得感を求めるユーザーにとっては、メリットが薄いと感じられる可能性があります。

【料金比較】PinT電気と東京電力・お得電力を世帯別に算出

ここまで解説してきた料金体系の違いが、実際の電気代にどれほど影響を与えるのでしょうか。

本章では、東京エリアを例に「PinT電気」「東京電力」、そして「お得電力」の3社について、世帯人数別の料金を具体的に比較します。

料金比較の前提条件

  • エリア:東京エリア
  • 比較対象:「PinTでんきB」「東京電力 従量電灯B」「お得電力」
  • その他:燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は除く

自身の世帯状況と照らし合わせながら、参考にしてください。

【一人暮らし】月間200kWhの場合の料金

まず、一人暮らしを想定した月間200kWhのケースで比較します。

電力会社契約プラン月額料金(目安)
PinT電気PinTでんきB (30A)約8,998円
東京電力従量電灯B (30A)約7,423円
お得電力(東京電力より安いプラン)約7,201円

※お得電力の料金は、東京電力と比較した年間削減額2,665円から算出。

結果の通り、電気の使用量が比較的少ない一人暮らしの世帯では、PinT電気が最も割高になることがわかります。

【2〜3人世帯】月間350kWhの場合の料金

次に、2人から3人世帯を想定した月間350kWhのケースです。

電力会社契約プラン月額料金(目安)
PinT電気PinTでんきB (40A)約15,425円
東京電力従量電灯B (40A)約13,400円
お得電力(東京電力より安いプラン)約12,999円

※お得電力の料金は、東京電力と比較した年間削減額4,811円から算出。

電気の使用量が少し増えたこのケースでも、PinT電気が他の2社と比較して割高な結果となりました。

【4人以上世帯】月間600kWhの場合の料金

最後に、4人以上のファミリー世帯を想定した月間600kWhのケースを比較します。

電力会社契約プラン月額料金(目安)
PinT電気PinTでんきB (50A)約25,965円
東京電力従量電灯B (50A)約23,834円
お得電力(東京電力より安いプラン)約23,121円

※お得電力の料金は、東京電力と比較した年間削減額8,553円から算出。

電気を多く使う世帯においても、PinT電気が必ずしもお得になるとは限らないことが、この結果からうかがえます。

※上記の算出は燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まない概算です。実際の請求額とは異なる場合があります。

PinT電気の評判からわかるメリット・デメリットと運営会社の信頼性

料金面での特徴だけでなく、実際に利用しているユーザーの評判から見えてくるメリットやデメリット、そしてサービスを安心して利用し続けるために重要な運営会社の信頼性についても確認しましょう。

メリット:料金単価が一定でわかりやすく、セット契約でポイントが貯まる

PinT電気のメリットとしては、料金単価が一定でわかりやすい点と、ガスなどの他サービスとセットで契約することでポイントが貯まる点が挙げられます。

電気をどれだけ使っても1kWhあたりの単価が変わらないため、料金の見通しが立てやすいと感じる方もいるでしょう。

また、貯まった「PinTポイント」は、電気料金の支払いに充当したり、他社のポイントに交換したりすることが可能です。

電気だけでなく、ガスやインターネットなどもまとめて契約したいと考えている方にとっては、メリットがあるサービスといえます。

デメリット:解約手数料がかかり、公式サイトで料金シミュレーションができない

PinT電気のデメリットとしては、契約内容によっては解約時に手数料が発生する可能性がある点や、公式サイトに詳細な料金シミュレーション機能が用意されていない点が挙げられます。

契約前に、自身の使い方で電気代が具体的にいくらになるのかを正確に把握することが難しく、不安を感じる方もいるかもしれません。

契約を検討する際には、解約条件などの注意点を事前に公式サイトの規約で確認しましょう。

運営会社は東京電力と中部電力の合弁会社で信頼性は高い

サービスの信頼性といった観点では、PinT電気は安心感が高いといえるでしょう。

PinT電気の運営会社である株式会社PinTは、日本の大手電力会社である東京電力エナジーパートナー株式会社と中部電力ミライズ株式会社が共同で設立した会社です。

経営基盤が非常に安定しているため、近年一部の新電力で見られるような事業撤退や倒産といったリスクは低いと考えられます。

生活に不可欠な電気を供給する会社の信頼性を重視する方にとっては、大きな安心材料の一つとなります。

PinT電気が合わないと感じる方が選ぶべき電力会社とは

ここまでの分析を読んで、PinT電気は自身のライフスタイルには合わないかもしれない、と感じた方もいるのではないでしょうか。

そのような方が電力会社選びで後悔しないためには、どのような視点でサービスを選べばよいのでしょうか。

ここでは、電力会社選びで失敗しないための重要なポイントを解説します。

電力会社選びのポイントは料金体系のシンプルさと信頼性

電力会社選びで後悔しないために重要なポイントは、「料金体系のシンプルさ」と「運営会社の信頼性」の2つです。

複雑な割引条件やポイント制度は、一見するとお得に思えるかもしれませんが、実際には条件を満たせずメリットを受けられないケースも少なくありません。

また、電力は私たちの生活を支える重要なインフラであるため、安定してサービスを提供し続けてくれる信頼できる会社を選ぶことが何よりも大切です。

経済産業省の発表によると、2025年1月末時点で事業を撤退、倒産した新電力は累計126社にのぼります。

この2つのポイントを満たす電力会社を選ぶことが、長期的に見て賢い選択といえるでしょう。

出典:資源エネルギー庁「電力小売全面自由化の進捗状況について

シンプルな安さを求めるなら「お得電力」がおすすめ

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おすすめな方
  • 電気代を節約したい方
  • 大手電力会社と契約している方
  • 切り替え手続きが面倒な方

電気代シミュレーション

現在の電気料金
月額 約7,423 円
条件(例):東京電力 従量電灯B 30A
月間平均電気使用量 200kWh

お得電力に切り替えると…
年間の電気代:2,665円お得!
5年間の電気代:13,324円お得!
※消費税込み
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません

先ほど挙げた「シンプルな料金体系」と「高い信頼性」の2つの重要なポイントを満たす電力会社として、「お得電力」をおすすめします。

「お得電力」がなぜおすすめなのか、その理由を具体的に紹介します。

おすすめ理由1:大手電力会社より常に約3%安いシンプルな料金体系

「お得電力」をおすすめする最大の理由は、各エリアの大手電力会社が提供する一般的な料金プランと比較して、基本料金と電力量料金が常に約3%安く設定されている点です。

そして、非常にシンプルでわかりやすい料金体系にあります。

複雑なセット割や期間限定のキャンペーンなどに頼ることなく、電力会社を切り替えるだけで、誰でも簡単に電気代を削減できるのが魅力です。

電気の使用量が多い家庭でも、少ない家庭でも、等しくメリットを享受できます。

とにかくシンプルに、そして確実に電気代を安くしたいと考えている方に、最適な電力会社です。

おすすめ理由2:運営は創業40年の実績を持つ「株式会社Qvou」で安心

「お得電力」は、運営会社の信頼性が非常に高い点も、安心しておすすめできる理由です。

運営元である株式会社Qvouは、2025年時点で創業40年という長い歴史を持つ総合企業です。

太陽光発電事業や不動産事業など、多角的な事業展開で安定した経営基盤を築いています。

さらに、累計販売本数1億本を突破した人気商品、霧島天然水の「のむシリカ」の販売元でもあります。

長年の企業としての実績と安定した経営基盤があるため、大切な電気を安心して任せられるでしょう。

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PinT電気に関するよくある質問

最後に、PinT電気について多くの方が疑問に思う点について、Q&A形式で解説します。

大東建託のアパートで契約は必須ですか?

大東建託の物件に入居する際にPinT電気を推奨されることがありますが、契約は必須ではありません。

電力自由化によって、私たちは住んでいる場所にかかわらず、どの電力会社と契約するかを自由に選べます。

たとえ推奨されたとしても、自身で複数の電力会社を比較検討し、最も納得できるサービスを選ぶことをおすすめします。

解約方法と解約金について教えてください

PinT電気を解約する場合、次に契約する新しい電力会社に申し込むだけで、解約手続きは新しい会社が代行します。

そのため、自身でPinT電気に直接解約の連絡をする必要は基本的にありません。

詳細な条件については、契約前に公式サイトの利用規約や重要事項説明書で確認しておくと安心です。

申し込みに必要なものは何ですか?

PinT電気に申し込む際には、現在契約している電力会社から毎月届く「検針票(電気ご使用量のお知らせ)」を手元に用意しておくとスムーズです。

申し込み手続きでは、検針票に記載されている「お客様番号」や「供給地点特定番号」といった情報が必要になります。

これらの情報は、Webから申し込む際に、契約者を特定し切り替え手続きを進めるために使用されます。

問い合わせ先はどこですか?

PinT電気に関する問い合わせは、公式サイトの問い合わせフォームからおこなえます。

電話での問い合わせ窓口は、個別の契約状況によって案内が異なる場合があるため、まずは公式サイトを確認しましょう。

まとめ

本記事では、PinT電気が「高い」といわれる評判について、その料金体系の仕組みや他社との比較、メリットやデメリットを解説しました。

PinT電気は運営会社の信頼性が高い一方で、電気使用量が少ない世帯では料金が割高になる可能性があります。

電力会社選びでは、料金の安さだけでなく、自身のライフスタイルに合っているか、運営会社は信頼できるかを総合的に判断しましょう。

もしPinT電気が合わないと感じた場合は、当サイトで解説したような、シンプルでわかりやすい料金体系の電力会社を検討してみてください。

たとえば、本記事で紹介した「お得電力」のように、より自身の状況に適したサービスがあるかもしれません。

より詳細な情報は公式サイトで確認するか、「お得電力」で検索してみてください。

<参考>
お得電力

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