電気代の節約を心掛けるにあたって、電気料金が安くなる時間はいつなのか、気になってはいる方も多いのではないでしょうか。
結論から述べると、電気代がお得になるのは一般的に21時〜翌9時頃までの時間帯とされています。
ただし、契約している電力会社やプランなどにより、電気代がお得になる時間帯には細かな違いがあるため、一概にはいえません。
本記事では、電気代が安くなる時間帯や注意点、深夜プランがおすすめな方の特徴、電気代を節約する方法などについて紹介します。
今よりも電気代を下げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【ライフスタイル別】サービス比較
| ライフスタイル |
|
|
|
|---|---|---|---|
|
ケース1 共働きで 日中不在がち |
\おすすめ度/ 生活を変えず、確実に節約したい家庭に最適。シンプルに料金が安くなるのが最大のメリットです。 |
\おすすめ度/ 日中不在時は恩恵が少なめ。電気をよく使う朝晩・休日の価格高騰リスクに注意が必要です。 |
\おすすめ度/ 大手より安い料金+「のむシリカ」特典が魅力。標準的な使用量でもお得感をプラスできます。 |
|
ケース2 在宅ワーク中心で 昼間によく使う |
\おすすめ度/ 確実に安くなる安心感が魅力。大きな節約より、安定した割引を求める方におすすめです。 |
\おすすめ度/ 市場価格が安い昼間に電気を使えるため、電気代を大幅に削減できる可能性が最も高いプランです。 |
\おすすめ度/ 電気使用量が多い家庭に最適。「のむシリカ」特典を多く受け取れるため、料金+特典でお得です。 |
|
ケース3 家族が多く 電気使用量が多い |
\おすすめ度/ 使用量が多いほど削減額もアップ。シンプルに電気代を安くしたい家庭に最適です。 |
\おすすめ度/ 使用量が多いため、市場価格高騰時のリスクが大。時間帯を気にせず使う家庭には不向きです。 |
\おすすめ度/ 電気料金に応じて「のむシリカ」特典。電気使用量が最も多い家庭で、特典価値が最大になります。 |
電気代が安い時間帯はある?

多くの電力会社では、時間帯によって料金が変わるプランを提供しており、日中の料金が高く夜間の料金が安く設定されていることがあります。
電力の使用が集中する日中のピーク時間帯を避け、夜間に電気を使用してもらうことで、全体の需給バランスを安定させるためです。
夜間は家庭や企業での使用量が減少するため、発電設備の稼働率が下がるものです。
そこで、夜間の電気料金を安くすることで使用を促し、電力供給の効率を高めるねらいがあります。
このような料金体系は「ピークシフト型」や「時間帯別プラン」と呼ばれ、とくにオール電化住宅で利用されることが多くなっています。
【大手電力会社別】電気代が安い時間帯

ここからは、電気代が安い時間帯について解説します。
一般的なプランとの料金差を把握して、実際にどのくらいお得になるか確認してみましょう。
大手電力会社の時間帯別電灯プラン
大手電力会社のプランの詳細は、次のとおりです。
| 電力会社 | プラン名称 | お得な時間帯 | 対象時間帯の 電力量単価 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | エネとくスマートプラン | 22時~翌8時 | 28円99銭 |
| 東北 | よりそう+ナイト&ホリデー | 22時~翌8時 | 27円27銭 |
| 東京 | 夜トク8 | 23時~翌7時 | 31円64銭 |
| 東京 | 夜トク12 | 21時~翌9時 | 33円33銭 |
| 中部 | スマートライフプラン | 22時~翌8時 | 16円52銭 |
| 北陸 | くつろぎナイト12 | 20時~翌8時 | 26円98銭 |
| 関西 | eスマート10 | 22時~翌8時 | 15円53銭 |
| 中国 | ナイトホリデーコース | 21時~翌9時 (土日、祝日は全日) | 34円65銭 |
| 四国 | でんかeプラン | 23時~翌9時 | 30円40銭 |
| 九州 | 電化でナイト・セレクト | 22時~翌8時 | 14円59銭 |
| 沖縄 | 時間帯別電灯 | 23時~翌7時 | 29円53銭 |

一般的なプランとの料金差
次に、時間帯によって電気代が変わるプラン(夜トク8や12など)と、電気代が24時間一定のプラン(従量電灯B)で、夜間に電気を使用する場合どれほど料金差があるかを解説します。
例として、東京電力の料金プランを比較しました。
| プラン名称 | 対象となる時間帯 | 電力量単価 |
|---|---|---|
| 夜トク8 | 23時~翌7時 | 31円64銭 |
| 夜トク12 | 21時~翌9時 | 33円33銭 |
| 従量電灯B (120kWhまで) | 24時間 | 29円80銭 |
| 従量電灯B (120kWh超300kWhまで) | 24時間 | 36円40銭 |
| 従量電灯B (300kWh以上) | 24時間 | 40円49銭 |
※2025年2月時点
東京電力の場合、従量電灯B(120kWh超300kWhまで)だと対象の時間は夜トクのほうが安くなるため、夜の間に電気を使用するほどお得になるといえるでしょう。
たとえば、夜間に消費電力1,000W(1kW)の洗濯乾燥機を毎日1時間使用した場合、夜トク8と従量電灯Bでは1か月あたり264円ほど電気代に差が生じます。
年間にすると約3,168円の差額になるため、時間帯別プランを選ぶのみでも大きな節約につながります。

夜間の電気代が安いプランの注意点やデメリット

夜間の電気代が安いプランを選ぶ場合の注意点を紹介します。
プラン選択の前に一度チェックしてみてください。
昼間の電気代が高くなる場合がある
夜間の電気代が安くなることは大きなメリットですが、料金体系の仕組みを理解していなければ、かえって電気代が高くなる可能性があります。
時間帯別プランの多くは、夜間の電気代を安くする代わりに、日中の電気代が一般的なプランよりも割高に設定されている場合があるためです。
東京電力を例に挙げると、次のとおりです。
| プラン名称 | 昼間の電力量単価 |
|---|---|
| 夜トク8 | 42円60銭 |
| 夜トク12 | 44円16銭 |
| 従量電灯B (120kWhまで) | 29円80銭 |
| 従量電灯B (120kWh超300kWhまで) | 36円40銭 |
| 従量電灯B (300kWh以上) | 40円49銭 |
※2025年7月時点
夜間にお得なプランを契約する方は、できるだけ昼間に電気を使用しないようにしましょう。
ライフスタイルに適しているか確認する
夜間の電気代が安くなるプランを契約する前に、自身のライフスタイルに適しているかどうかを確認しましょう。
電気代がお得になる夜間に、多くの電気を使用するかどうか確認が必要です。
たとえば、次のような家庭は夜間の電気代が安くなるプランが合わない可能性があります。
- 日中、家族の誰かが常に在宅している
- 在宅ワークで、日中のエアコンやPCの使用時間が長い
- ペットのために、昼間もエアコンをつけっぱなしにしている
- 生活リズムが不規則で、家事の時間を特定の時間帯にまとめることが難しい
上記に当てはまる方は、割高に設定された昼間の電気料金の影響を大きく受けてしまい、トータルの電気代が高くなる可能性があります。
夜間の電気代が安くなる点にのみ着目せず、ライフスタイルに適しているかどうかを確認したうえで申し込みましょう。
家電の電力消費量を調べる
夜間の電気代が安くなるプランを契約する前に、家電の電力消費量を調べることが重要です。
多くの電力会社には、リアルタイムの電気消費量を追跡できるアプリがあります。
アプリを利用して、どの時間帯にどのくらいの電気を使用しているか確認してみてください。
また、使用している家電を把握しておけば、それぞれの家電の使用を昼間から夜間に移行できるかどうかを判断できます。
使用を夜間に移行できない家電の例として、冷蔵庫やインターホンなど、常に稼働しているものが挙げられます。
このような家電の電力消費量の割合が多ければ、夜間の電気代が安くなるプランを契約してもお得になりにくいでしょう。
夜間の電気代が安いプランをおすすめできる方

夜間の電気代が安いプランは、次のような方におすすめです。
- オール電化住宅に住んでいる方
- 蓄電池を導入している方
- 昼間は家を空ける方
このような方は、夜間の電気料金が安いプランを選べば、電気料金が安くなる可能性が高いでしょう。
自身の状況やライフスタイルを振り返り、夜間の電気代が安いプランを検討してみてください。
オール電化住宅に住んでいる方
オール電化住宅に住んでいる方は、オール電化プランを利用しましょう。
大手電力会社の夜間プランは終了しつつありますが、代わりにオール電化プランが登場しています。
オール電化プランを選べば、夜間の電気料金が安くなったり、休日の電気料金が安くなったりする場合あります。
オール電化住宅の強みを活かすためにも、オール電化プランで契約してみてください。
蓄電池を導入している
蓄電池を設置している場合は、夜間の電気代が安いプランとの相性が良好です。
夜間に電力を蓄えておき、電気代が高くなる昼間の時間帯にその電力を使用することで、日中の電力使用を抑えられます。
電力会社から購入する電力量を減らせるため、電気代の節約効果が高まるでしょう。
昼間は家を空ける方
昼間は家を空ける場合も、夜間に電気代が安くなるプランが適しています。
夜間プランを使用する際は、昼間にできるだけ電気を使用しないことが重要です。
電気代を最小限に抑えるためには、日中に自宅を空けて電気を使用しないことが最も効果的といえるでしょう。
ただし、昼間に待機電力を使用する家電は多くあるため、使用する家電の見直しも重要なことです。
電気代が安い時間帯にさらに節約する方法

ここからは、電気代が安い時間帯にさらに電気代を節約するための方法を紹介します。
具体的な方法は次のとおりです。
- 家電の使い方を見直す
- 省エネ家電に買い替える
- 電力会社を変更する
詳しく解説します。
家電の使い方を見直す
家電の使い方を見直すことで、電気代をさらに節約できます。
家電の見直しポイントは、それぞれ次のとおりです。
| 家電製品 | 使い方を見直すポイント |
|---|---|
| 冷蔵庫 | ・開閉回数、時間を少なくする ・温かい食品を入れない ・直射日光が当たらない位置に設置する |
| テレビパソコン | ・電源を切るときはコンセントも抜く ・画面を明るくし過ぎない |
| エアコン | ・タイマー機能を使用しない ・定期的にフィルターを掃除する ・温度設定を夏は28℃、冬は20℃にする |
| 照明 | ・LED電球にする ・消し忘れに注意する |
| 洗濯機乾燥機 | ・乾燥機の使用を控える ・夜間に使用する ・省エネモードを使用する |
家電の使い方を見直す項目は多岐にわたります。
自宅にある家電に対して節約できる要素がないか確認してみてください。
参考記事)
省エネ家電に買い替える
省エネ家電に買い替えると、さらに節約可能です。
古い家電やエネルギー効率の悪い家電を省エネ家電に変えれば、エネルギー効率がよくなり電気代の節約につながります。
たとえば、照明器具を一般電球と同程度の明るさのLEDランプに切り替えることで、約85%の節約につながるといわれています。
初期費用はかかりますが、長期的に使用すればお得になるため、ぜひ検討してみてください。
電力会社を変更する
電気代が安い時間帯に合わせて家電を動かす「ピークシフト」は、効果的な節約術の一つです。
しかし「日中にも電気を使用したい」「毎日時間を気にして生活するのはストレスになる」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今の生活スタイルを変えずに電気代を抑えたい方、昼間の電気使用量が多い方などは、電力会社そのものの見直しがおすすめです。
電気を使う時間帯の傾向やライフスタイルに合わせて電力会社を選ぶことで、無理なく毎月の電気代を削減できる可能性があります。
ライフスタイルに合わせて選ぶおすすめの新電力2選

電気料金を抑えたい方に向けて、ライフスタイルに合わせて選べるおすすめの新電力「お得電力」と「市場電力」の2つを紹介します。
| 比較項目 | お得電力 | 市場電力 |
|---|---|---|
| おすすめな方 | とにかくシンプルに電気代を安くしたい方 | 電気を使う時間帯を工夫できる方(昼間など) |
| 料金体系 | 大手電力会社と同等プランでより安い | 市場価格に連動(昼間の単価が安くなりやすい) |
| 価格変動リスク | なし | あり |
| オール電化対応 | 対応プランあり | × |
| 公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
自身の生活スタイルに合わせて、どちらの新電力サービスが適しているか比較してみてください。
時間を気にせず安定して安くするなら「お得電力」
お得電力は、全国の大手電力会社と同等のプランを提供しているサービスです。
基本料金と従量料金の両方が大手電力会社よりも安く設定されているため、電気を使う時間を気にする必要がなく、切り替えるのみで無理なく電気代を抑えられます。
お得電力が低コストを実現できている理由は、自社で発電設備を有することで、ほかのサービスとの相互効果が得られているからです。
工事不要、最短5分で切り替えできるため、現在のプランを変えずに電気代を節約したい方はぜひ検討してみましょう。
昼間に電気を使う工夫ができるなら「市場電力」
市場電力は、市場連動型の電気料金プランを提供する新電力会社です。
市場連動型プランとは、電気料金が市場単価に応じて変動する料金プランを指します。
価格変動のリスクがあるものの、昼間の時間帯は電気の単価が安くなりやすく、最安で0.01円/kWhになることもあります。
電気の使い方次第で劇的に安くなる可能性があるため、使用時間を工夫できる家庭にとって有力な選択肢の一つです。
また、サービス料金が業界最安値水準に設定されていることから、Looopでんきのようなほかの新電力よりも安くなりやすいでしょう。
まとめ

電気代を抑えるためには、契約中のプランの「安い時間帯」を把握し、それに合わせて家電を使用することが基本です。
しかし、日々の努力には限界があるため、根本から節約をするなら電力会社の見直しをおすすめします。
時間を気にせず、今の生活水準のままシンプルに電気代を安くしたい方には「お得電力」が最適です。
一方で、休日の昼間にまとめて洗濯や乾燥機を回すなど、電気を使う時間帯を柔軟に工夫できる家庭であれば、「市場電力」に切り替えることで大幅な節約につながる可能性があります。
毎月の検針票を手元に用意し、まずは自身のライフスタイルに合ったサービスへの申し込みを検討してみましょう。


