新電力の電気代は安い？おすすめは？やばい噂や失敗しない選び方を解説

相次ぐ電気代の値上げに、家計への不安を感じている方は少なくないでしょう。

対策として新電力を検討しつつも、「倒産する」「やばい」といったネガティブな情報に触れ、乗り換えに踏み出せないでいるかもしれません。

結論として、新電力は料金プランのタイプを正しく理解し、自身の考え方に合ったものを選べば、安心して電気代を節約が可能です。

本記事では、まず新電力にまつわる不安の真相を簡潔に解説します。

そのうえで、複雑に見えるプランを3つのタイプに分類し、簡単な診断と具体的なサービス比較を通じて、自身に最適な新電力の選び方をわかりやすく案内します。

情報に惑わされず、自身で納得のいく選択をするために、ぜひ最後まで参考にしてください。

【前提知識のおさらい】新電力のよくある不安とその答え

新電力への切り替えを検討する前に、多くの方が抱く基本的な疑問や不安について、まずはおさらいしておきましょう。

「なぜ電気代は上がるの？」「新電力は本当に安全なの？」といった漠然とした不安も、その原因と理由を知ることで、輪郭がグッと明確になります。

ここでは、それぞれの疑問に対する結論を簡潔に解説します。

なぜ電気代は上がり続けるの？

毎月の電気代が上がり続ける主な原因は、電気料金に含まれる「燃料費調整額」の項目が高騰しているためです。

これは、火力発電で使う液化天然ガスや石炭といった燃料の輸入価格が、世界的な需要増や社会情勢の変化によって上昇していることが直接影響しています。

電気料金の仕組みは、基本料金と電力量料金のほか、燃料費調整額や再エネ賦課金などで構成されています。

つまり、一般的に電気を使いすぎているわけではなく、燃料の仕入れコストが上がった分が料金に反映される仕組みです。

政府による電気代の補助金は2024年5月で一度終了しましたが、2025年7月からは夏の電力需要期に対応するための「電気・ガス料金負担軽減支援事業」がはじまります。

しかし、これは一時的な措置であり、根本的な電気代を抑えるためには、家庭に合った電力会社選びがますます重要になります。

参照：資源エネルギー庁「電気料金の水準」

なぜ新電力は安いの？危なくない？

新電力が大手電力会社よりも安い料金を提示できる理由は、そのコスト構造の違いにあります。

多くの新電力は、自社で大規模な発電所や送電網を保有していません。そのため、維持管理にかかる莫大な設備投資や人件費を抑えられます。

削減できたコストは電気料金へ還元します。そのため、安価なプランの提供が実現する仕組みです。

決して、電気の品質を下げたり、危ない方法で供給したりしているわけではないため、その点は安心できるポイントといえるでしょう。

「やめとけ」「倒産する」は本当？

「新電力はやめとけ」の声や、倒産のニュースを聞いて不安になる方もいるでしょう。

実際に、電力の仕入れ価格が高騰したことで、経営体力のない一部の新電力が事業から撤退したのは事実です。

また、「市場連動型プラン」のように、市場価格の変動により料金が非常に高くなるリスクのあるプランも存在します。

しかし、これらのリスクは、運営会社の信頼性を見極め、自身の使い方に合った料金プランを正しく選ぶことで十分に対策が可能です。

すべての新電力が危険ではありません。

もう迷わない！新電力選びは3つのタイプで考えれば失敗しない

新電力に関する基本的な不安が解消されたところで、いよいよ本題です。

数ある新電力会社の中から、後悔しない選択をするためには、まず「料金プランのタイプ」の把握が重要です。

ここでは、無数のプランを3つのタイプに分類して解説します。

3タイプを理解するだけで、思考が驚くほど整理され、自身に合う新電力が明確になるでしょう。

タイプ1：【安定・安心型】今の生活を変えずに着実に節約したい方

大手電力会社と同じように料金単価が設定されている、いわゆる固定料金のプランです。

毎月の電気代が使用量に応じて決まるため、金額の変動が少なく、家計の管理がしやすい点が最大のメリットです。

電気の専門的な知識に自信はないけれど、今の高い電気代を何とかしたい、そして何より切り替えて失敗したくない、と考える方に最適な王道の選択肢となります。

着実に節約できる安心感を最も重視するなら、「安定・安心型」のタイプを選ぶとよいでしょう。

タイプ2：【特典・ライフスタイル型】電気＋αのお得を求める方

電気料金の節約だけでなく、プラスアルファの付加価値を求める方には、特典付きプランが選択肢となります。

具体的には、ガスとのセット契約で割引になったり、特定のポイントが多く貯まったり、商品がプレゼントされたりするプランが挙げられます。

電気代そのものの割引率は「安定・安心型」に及ばないこともありますが、自身のライフスタイルと特典内容が合致すれば、トータルでのお得感は非常に高くなります。

普段の買い物や趣味と連携できるかどうかが、選択の鍵となるタイプです。

タイプ3：【上級者・リスク許容型】主体的な節電で大きなリターンを狙う方

「上級者・リスク許容型」のタイプは、電気の料金単価が固定されておらず、電力取引市場の価格に連動して変動するプランです。

市場価格が安い時間帯に電気の使用を集中させれば、他のどのタイプよりも電気代を安くできる可能性があります。

しかし、市場価格は高騰するケースもあり、その際は電気代が青天井になるリスクを伴います。

電気市場の動向を自身で学び、価格変動を楽しみながら主体的に節電管理ができる、知識と自信のある上級者向けの選択肢といえるでしょう。

【実践！新電力タイプ診断】3つの質問であなたにピッタリの選び方がわかる

3つの料金タイプが理解できたところで、自身がどのタイプに当てはまるのかをチェックしてみましょう。

これから紹介する3つの簡単な質問に回答していくだけで、自身に適した新電力の選び方が見えてきます。

ぜひ、自身の気持ちに正直に回答してみてください。

設問1：電気料金の節約以外に、ポイントや特典などの付加価値に魅力を感じますか？

はじめに、電気の契約に何を求めるか考えてみましょう。

純粋な料金の安さだけでなく、ポイント還元やプレゼントといった「おまけ」が付いてくることに魅力を感じるでしょうか。

YES の方

特典付きのプランに魅力を感じる方は、タイプ2の「特典・ライフスタイル型」の可能性があります。次の設問2へ進んでください。

NO の方

特典よりも料金のわかりやすさや確実性を重視する方は、次の設問2を飛ばして、設問3へ進みましょう。

設問2：「のむシリカ」など、特定の企業のサービスや商品に興味がありますか？

特典に魅力を感じると回答した方に、もう少し具体的な質問です。

たとえば、健康飲料水の「のむシリカ」のように、自身が普段から利用していたり、興味を持っていたりする特定のサービスや商品はありますか。

YES の方

特定のサービスに魅力を感じる方は、「特典・ライフスタイル型」がおすすめです。このあとの比較パートで、具体的なサービス内容を確認してみましょう。

NO の方

特定のサービスにはこだわらない方は、安定性を重視する方がよいかもしれません。次の設問3へ進んでください。

設問3：電気代が急に高くなるリスクを許容できますか？

これが最後の質問です。

もし、電気の使い方によっては電気代が今の倍以上になる可能性があるとしたら、そのリスクを受け入れることができますか。

YES の方

リスクを取ってでも大きなリターンを狙いたい方は、「上級者・リスク許容型」も選択肢に入ります。このあとの比較パートで、その特徴を詳しく見ていきましょう。

NO の方

リスクを取るのは絶対に避けたい方は、「安定・安心型」が最適です。あとの比較で、その安心できる内容をぜひ確認ください。

【診断結果別】タイプごとのおすすめ新電力3社を徹底比較

タイプ診断、お疲れ様でした。自身に合った新電力の方向性が見えてきたでしょうか。

今回は、特徴がわかりやすい代表的な3社を比較しますが、世の中には他にも多くの新電力があります。

しかし、まずは3つのタイプで自身の方向性を定めることが、無数の情報に惑わされず、失敗しないための最短ルートです。

ここからは、診断結果別に、それぞれのタイプを代表する具体的な新電力サービスを3社紹介します。

【安定・安心型】と診断された方へ：お得電力

「安定・安心型」と診断された方には、「お得電力」が最適です。

お得電力のサービス最大のメリットは、１

新電力への切り替えで多くの方が懸念する「サービス内容が変更になる」「手続きが面倒」といったデメリットがほぼ見当たらない点が特徴です。

とにかく失敗したくない、難しいことは考えずに節約したいと考える、すべての方におすすめできる鉄板の選択肢といえます。

【特典・ライフスタイル型】と診断された方へ：のむシリカ電力

「特典・ライフスタイル型」と診断された方には、「のむシリカ電力」がユニークな選択肢となります。

のむシリカ電力のサービスは、電気料金の支払いに応じて、健康や美容で話題のミネラルウォーター「のむシリカ」がプレゼントされる、付加価値の高いプランです。

電気代の節約と同時に、健康への投資もできる点が大きな特徴となります。

とくに在宅勤務などで電気料金が多い家庭の場合、受け取れる特典も増えるため、ライフスタイルが合致すれば非常にお得感を実感できるサービスといえるでしょう。

【上級者・リスク許容型】と診断された方へ：市場電力

「上級者・リスク許容型」と診断された方には、「市場電力」のような市場連動型プランが選択肢の一つです。

市場電力のプランは、電気の市場価格が安い時間帯を狙い電気を使えば、他のどのプランよりも大きな節約効果を生む可能性があります。

ただし、市場価格の高騰リスクとは常に隣り合わせです。

電気自動車を保有している方や、日中の電気使用が極端に少ない方など、自身の生活パターンを主体的に管理し、リスクを楽しめる方でなければ、そのメリットを最大限に活かすのは難しいでしょう。

【結論】とくに「安定・安心型」と診断された方へ「お得電力」が最適な理由

3つのタイプと、それぞれを代表するサービスを比較してきましたが、自身にとって最適な選択肢は見つかったでしょうか。

もし、診断で「安定・安心型」にたどり着き、今もなお不安な気持ちを少しでもお持ちでしたら、ぜひ本章をお読みください。

なぜ「お得電力」が、そのような方にとって最もやさしく、最適な答えなのかを解説します。

比較してわかった最もやさしい選択肢

今回の比較で、新電力のプランにはそれぞれ一長一短があることがわかりました。

「市場電力」はリスク管理が難しく、「のむシリカ電力」はライフスタイルが合わなければメリットを実感しにくい点で、ある意味「人を選ぶ」プランといえます。

その中で、「お得電力」は明確なデメリットが見当たりません。今の生活、安心感を変えることなく、ただ純粋に、毎月の電気代の負担を軽くします。

これこそが、変化を懸念する心に、最もやさしく寄り添う選択肢といえるでしょう。

「お得電力」なら今の安心感はそのまま電気代だけが安くなる

「お得電力」であれば、余計な心配をせずに節約のメリットを享受できます。

最大の魅力は、今契約中の大手電力会社と、電気の品質やサービス内容が同じである、これ以上ないほどの安心感です。

たとえば、4人家族の家庭なら、年間で8,500円以上も電気代が安くなる可能性があります。

浮いたそのお金で、家族とおいしいものを食べたり、欲しいものを買ったり、年に一度の旅行を少し豪華にしたりなどが可能です。ささやかな幸せを、きっと実感できるでしょう。

申し込みも、お手元の検針票さえあればスマートフォンから最短5分で完了します。

新電力への乗り換えに関するQ&A

最後に、新電力への乗り換えを検討する際に、よくある細かな疑問についてQ＆A形式で回答します。

最後の不安を解消し、スッキリした気持ちで新しい一歩を踏み出せるようにしましょう。

初期費用や工事は必要ですか？

原則として初期費用や工事費は一切かかりません。無料で切り替えることができます。

家庭の電気メーターが古いタイプの場合、スマートメーターへの交換工事が必要になるケースもあります。

しかし、交換工事も地域の電力会社が基本的には無料でおこなうため、利用者の費用負担はありません。

賃貸マンションやアパートでも申し込めますか？

賃貸物件に住んでいる場合でも問題なく申し込みいただけます。

電力会社の契約者が本人であれば、大家さんや管理会社の許可を得る必要は基本的にありません。

建物の所有者にかかわらず、自身の判断で自由に電力会社を選べます。

ただし、大家さんや管理会社が一括契約している場合は、個別に電力会社を変更できないケースもあるため確認が必要です。

もし契約した新電力が倒産したら電気は止まる？

万が一、契約した新電力会社が倒産した場合でも、家庭の電気が突然止まることはありません。

電力自由化にはセーフティネットの仕組みが用意されており、自動的に地域の大手電力会社が電気の供給を引き継ぎます。電気が使用できなくなる心配はないため、安心してください。

申し込みに必要なものはありますか？

申し込みの際には、お手元に「電気の検針票」または「電気ご使用量のお知らせ」を用意すると非常にスムーズです。

記載されている「供給地点特定番号」と「お客様番号」の情報が必要になります。

また、契約種別（プラン）や契約容量などの情報も必要です。

もし検針票が見当たらない場合でも、現在契約中の電力会社に問い合わせれば確認できます。

まとめ

本記事では、新電力にまつわる不安の真相から、後悔しないための選び方までを解説しました。

複雑に見える新電力も、「安定・安心型」「特典・ライフスタイル型」「上級者・リスク許容型」の3つのタイプで考えれば、自身に合う選択肢が見つけやすくなります。

とくに、変化への不安が大きく、失敗したくないと考える方は、今の生活を変えずに着実に節約できる「安定・安心型」が最も合理的な選択肢といえるでしょう。

「お得電力」は、品質やサービス内容を変えることなく料金のみを安くできるため、まさに最適なサービスの一つです。

まずは自身がどのタイプに当てはまるかを見極め、本記事で紹介した比較情報を参考に、安心して乗り換えの第一歩を踏み出してください。

＜参考＞
お得電力
市場電力
のむシリカ電力