東京電力エリアで電力会社の見直しを考えているものの、「手続きが面倒」だと感じている方もいるでしょう。
料金プランの仕組みや自身の生活スタイルにあった選び方のポイントを押さえれば、納得のいく電力会社を見つけられます。
本記事では、東京・関東エリアで選べるおすすめの新電力10選を比較し、自身の価値観にあった会社の選び方をわかりやすく解説します。
東京電力エリアで乗り換え先の電力会社を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
【2026年最新】東京・関東エリアでおすすめの安い電力会社10選

ここからは、関東エリアでおすすめの電力会社10社を厳選して比較します。
| 電力会社名 | 料金体系 | 主な特徴・メリット | おすすめのライフスタイル |
|---|---|---|---|
| 市場電力 | 市場連動型 | 昼間の電源料金が安くなりやすい | 日中に在宅している方やペットを飼育する方 |
| 東京お得電力 | 固定単価型 | 基本料金と電力量料金の両方が確実に安い | シンプルに毎月の固定費を下げたい方 |
| のむシリカ電力 | 固定単価型 | 電気料金に応じて人気商品「のむシリカ」が付与 | 日常的にミネラルウォーターを購入する健康志向の方 |
| CDエナジーダイレクト | 固定単価型等 | 世帯別の豊富なプランと電気・ガスセット割※1 | 自身の家庭にぴったりのプランを見つけたい方 |
| Looopでんき | 市場連動型 | 専用アプリから安い時間帯を把握 | 家電の使用時間を工夫して積極的に節電できる方 |
| 東京ガスの電気 | 固定単価型等 | 大手インフラの安心感と都市ガスセット割 | 信頼できる大手企業で光熱費の請求をまとめたい方 |
| オクトパスエナジー | 固定単価型等 | 実質再生可能エネルギー100%と頻繁な割引特典 | 地球環境への配慮とお得なキャンペーンを重視する方 |
| シン・エナジー | 固定単価型等 | 昼間や夜間など生活時間帯に合わせたきめ細かいプラン | 夜勤など電気を使う時間帯の傾向が明確な方 |
| idemitsuでんき | 固定単価型等 | 電気契約により特定ガソリンスタンドでの給油代が割引 | マイカー通勤やドライブが多く交通費も節約したい方 |
| TERASELでんき | 固定単価型等 | 使用量が多いほどお得な料金設計と豊富な選べる特典 | 毎月の電気使用量が多いファミリー世帯やポイ活層 |
それぞれの特徴や詳細を解説します。
【専門性・最安挑戦】昼間の単価が安くなりやすい「市場電力」
リスクを許容し、電気の使い方を工夫して最安値に挑戦したい方には市場電力が向いています。
卸電力市場の価格に連動する市場連動型プランであり、電源料金の計算に用いるエリアプライスの最安値が0.01円/kWhになる場合があるためです。
一般的なイメージとは異なり、近年は再生可能エネルギー(太陽光発電など)の普及により、昼間の市場価格が下落しやすい傾向にあります。
そのため、日中に在宅している方や、ペットを飼っていて昼間もエアコンをつけたままにする家庭に非常に適しています。
ただし、市場価格の変動により電気代は変わる点には注意が必要です。
あくまでも市場電力は、市場の仕組みを理解して賢く電気を使う方にとって、大幅な節約が期待できるプランです。
【安心・確実】とにかくシンプルに安くするなら「東京お得電力」
とにかくシンプルで確実に電気代を安くしたい方には、東京お得電力がおすすめです。
大手電力会社(東京電力)と同等のプランでありながら、基本料金と電力量料金の両方が確実に安くなるわかりやすい料金体系だからです。
また、オール電化向けのプラン(スマートライフS/L相当)も用意されています。
公式サイトでは世帯人数別の削減額の目安が簡単に確認でき、現在の検針票と比較しやすいのが特徴です。
実際のデータとして、関東エリアでの年間削減額目安は1人世帯で約2,665円、2〜3人世帯で約4,811円、4〜6人世帯で約8,553円にのぼります。
複雑な料金体系を避け、確実に節約したい方に最適な選択肢です。
【付加価値・健康】水がもらえる健康志向なら「のむシリカ電力」
単なる安さのみでなく、健康志向の付加価値を求める方にはのむシリカ電力をおすすめします。
大手電力会社よりも安い料金設定でありながら、電気の使用量ではなく電気料金に応じて、人気商品「のむシリカ」がもらえる独自性が魅力だからです。
重要事項説明書に記載されている通り、この特典は契約時のみでなく、毎年の契約更新時にも水がプレゼントされる仕組みです。
普段からミネラルウォーターやウォーターサーバーを購入している家庭であれば、飲料代が浮くため、トータルの家計の節約に大きく貢献します。
のむシリカ電力は、毎日の生活に欠かせない水を定期的にお得に手に入れたい方に、最適なサービスです。
CDエナジーダイレクト
世帯人数や電気の使用量に合わせた豊富なプランから選びたい方には、CDエナジーダイレクトが適しています。
一人暮らしからファミリーまで、それぞれのライフスタイルにメリットが出やすい多様なプラン展開が強みだからです。
電気とガスのセット割※が適用されるため、光熱費を一本化したい家庭にも人気があります。
中部電力と大阪ガスによる共同出資という背景があり、関東エリアに特化した安定したサービス展開をおこなっている点も特徴です。
家庭にぴったりのプランを見つけたい方は、料金を比較検討してください。
※ガスセット割引が適用されるのは基本料金および電力量料金(燃料費調整額を除く)。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。
Looopでんき
電気を使う時間を柔軟に工夫できる方にはLooopでんきという選択肢があります。
市場連動型プラン(スマートタイムONE)を提供しており、電気の単価が時間帯によって変動するためです。
公式のアプリを活用し、翌日の安い時間帯を簡単に把握できます。
その安い時間帯に合わせて洗濯機や食洗機を回すなど、電気を使う時間をシフトできれば節約効果が高まります。
ただし、市場価格の高騰時には単価が上がるリスクがある点に注意が必要です。
積極的に節電に取り組み、電気代をコントロールできる方に向いています。
東京ガスの電気
大手インフラ企業の圧倒的な安心感と手軽なセット契約を重視するなら、東京ガスの電気が検討候補です。
すでに東京ガスの都市ガスを利用している家庭であれば、電気とのセット契約により割引が適用されるためです。
手続きが容易で請求を一つにまとめられる実用的なメリットがあり、家計管理がシンプルになります。
また、毎月の支払いでパッチョポイントなどのポイント還元を受けられる点も特徴です。
乗り換えへの不安が強く、信頼できる大手で光熱費をまとめたい方に適したサービスです。
オクトパスエナジー
環境問題に関心があり、再生可能エネルギーを利用したい家庭にはオクトパスエナジーが挙げられます。
オクトパスエナジーは、実質再生可能エネルギー100%の環境に配慮したプランを提供している点が大きな特徴だからです。
地球環境に優しい電気を使いながらも、独自のキャンペーンや割引が頻繁に実施されているため、お得に契約できるタイミングがあります。
環境意識の高まりという社会的なトレンドに応える、ユニークな新電力会社です。
単なる料金比較のみでなく、環境への配慮という価値観を重視する方に向いています。
シン・エナジー
自身のライフスタイルが明確で、生活時間帯に合わせたプランを選びたい方にはシン・エナジーが適しています。
昼間や夜間など、電気をよく使う時間帯に合わせてきめ細かい料金プランが選べる仕組みだからです。
たとえば、夜勤が多く日中に電気を使う方や、反対に昼間は不在で夜間に集中して電気を使う方など、各家庭の生活パターンに合致すれば、無駄なく節約できる可能性が高まります。
自身の電気を使う時間帯の傾向を十分に把握している方は、一度料金を比較してみる価値があります。
idemitsuでんき
車を頻繁に利用し、交通費を含めたトータルコストを下げたい家庭にはidemitsuでんきという選択肢があります。
電気契約を結ぶことで、特定のガソリンスタンドでの給油代が割引になる独自の特徴があるためです。
ガソリン代の割引という形で日々の生活コストが下がるため、マイカー通勤や週末のドライブが多い家庭にとっては、電気代の削減以上のメリットを感じられます。
電気代のみでなく、交通費も含めた家計全体の節約を目指す方に検討の余地があります。
TERASELでんき
毎月の電気使用量が非常に多いファミリー世帯や、ポイントを貯めたい方にはTERASELでんきが候補です。
使う量が多いほどメリットが出やすい超TERASELプランなどの料金設計を採用しており、さらに契約時に選べる特典が用意されているからです。
楽天ポイントやAmazonギフト券などの特典から好みのものを選べるため、ポイントを活用している方への訴求力が高いです。
ただし、使用量が少ない単身世帯などでは反対に割高になる可能性があります。
家庭の電気使用量が平均よりも多い場合は、選択肢の一つです。
東京(関東)で安い電力会社を選ぶ際のポイント

複雑に見える電力会社選びですが、実は次の4つのポイントを押さえるだけで、自身に最適なプランを見つけて後悔のない選択ができます。
- 基本料金と電力量料金の仕組みを理解する
- 燃料費調整額と市場連動型のリスクを把握する
- 世帯人数やライフスタイルにあわせる
- 契約期間の縛りや解約金の有無を確認する
それぞれのポイントを詳しく解説します。
1.基本料金と電力量料金の仕組みを理解する
電気料金の構成要素を把握することは、節約への第一歩です。
一般的に、電気料金は次の4つの要素で構成されています。
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)
基本料金が無料のプランや電力量料金が一律のプランなど、細かな料金設定は電力会社によって設定が異なります。
現在の請求書を確認し、どの部分の負担が大きいかを把握したうえで次の電力会社を選びましょう。
2.燃料費調整額と市場連動型のリスクを把握する
燃料費調整額は、価格高騰時の上限設定があるプランとないプランが存在します。
上限がない場合、燃料価格が高騰した際に電気代が大幅に上がる可能性があるため注意が必要です。
また、電気料金プランには毎月の電力量料金単価が固定されている「固定単価型」と、市場価格に連動して変動する「市場連動型」のプランがあります。
市場連動型は安くなる時間帯がある一方で、夏冬のピーク時には高騰するリスクもある点に気をつけましょう。
3.世帯人数やライフスタイルにあわせる
自身の生活リズムや世帯人数にあわせたプラン選びが、最も効率的な節約につながります。
たとえば、日中は不在がちで夜間に電気を使う一人暮らしと、在宅ワークで一日中エアコンを使う家庭では選ぶべき会社が異なります。
特定の時間帯の電気代が安くなるプランや、使用量が多いほど単価が割安になるプランを比較することが、賢い節約への近道となります。
4.契約期間の縛りや解約金の有無を確認する
料金の安さのみならず、契約後のリスク管理も重要な判断基準です。
多くの新電力は簡単に申し込めますが、短期間で解約する場合に違約金や解約手数料が発生するケースもあります。
契約期間の縛りや解約時に事務手数料が発生しないかといった点は、重要事項説明書などで事前にチェックすべき項目です。
東京電力と新電力の違いと停電リスク

新電力への切り替えを検討する際、「電気の品質が悪くなるのではないか」「トラブル時の対応はどうなるのか」といった不安を感じる方も多いでしょう。
基本的に、新電力に乗り換えても停電リスクは変わらず、電気の供給も安定したまま料金のメリットを享受できます。
ここでは、東京電力と新電力の構造的な違いと、緊急時の連絡先について解説します。
送配電網は同じで電気の品質は変わらない
結論からお伝えすると、どの電力会社を選んでも電気の品質や停電のリスクは変わりません。
なぜなら、発電所から家庭まで電気を届ける送配電網(電線や鉄塔など)は、これまでどおり地域の一般送配電事業者(東京エリアでは東京電力パワーグリッド)が管理しているからです。
新電力はあくまで「電気の販売窓口」であり、物理的なインフラは共通です。
そのため、新電力に切り替えたからといって、電気が暗くなったり、停電しやすくなったりすることはありません。
東京電力エナジーパートナーの問い合わせ先
引っ越しや契約内容の変更などで、現在契約している東京電力エナジーパートナーへ連絡が必要な場合は、次の公式のカスタマーセンターが窓口となります。
| 電話番号 | 0120-995-113 |
|---|---|
| 受付時間 | 9:00~17:00 |
| 定休日 | 日曜日・祝日・年末年始 |
ただし、他社への切り替えに伴う解約連絡は、原則として新しい電力会社が代行するため自身で東京電力へ解約の電話をする必要はありません。
新電力への切り替え3ステップ

新電力への切り替えは、基本的にWebサイトでの申し込みのみで完結します。
ここでは、申し込みから利用開始までの具体的な流れを3つのステップで紹介します。
-
1
Webで入力検針票を用意して5分
-
2
自動切り替え解約連絡は不要です
-
3
利用開始工事なしでそのまま
それぞれの手順を詳しく解説します。
1.Webや電話での申し込み
最初のステップでは、切り替えたい新電力会社のWebサイトや電話での申し込みをおこないます。
検針票に記載されている22桁の「供給地点特定番号」と「お客さま番号」を入力する必要があるため、手続きの際には現在契約中の電力会社から届く検針票を用意しておくとスムーズに進みます。
もし検針票が見当たらない場合でも、焦る必要はありません。
現在契約している電力会社の会員サイトや、コールセンターへの問い合わせで確認できます。
2.スマートメーターの設置(未設置の場合のみ)
申し込みが完了すると、電力使用量をデジタルで計測する「スマートメーター」への交換がおこなわれます。
スマートメーターが設置されることで、電力会社は電気使用量の計量を自動的におこなえるようになります。

ただし、交換が必要なのは自宅のメーターが旧式のアナログメーターの場合のみに限られ、すでに設置されていれば作業は不要です。
地域の送配電事業者が原則無料で交換をおこない、作業の際は立ち会う必要もありません。
3.利用開始のお知らせを待つ
スマートメーターへの交換が終われば、あとは新しい電力会社からの電気供給を待つのみです。
申し込みから電気の供給開始までは、1週間から1か月半程度かかります。
今契約している電力会社への解約連絡は、新しい電力会社がすべて代行するため自身でおこなう必要はありません。
東京・関東エリアの電力会社に関するよくある質問

電力会社の乗り換えに関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
- 賃貸住宅でも電力会社は切り替えできる?
- 解約時に違約金や手数料は発生する?
- 新電力にすると停電が増える?
- オール電化向けのプランはある?
- 市場連動型プランのリスクとは?
切り替え前の最後の不安解消として、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸住宅でも電力会社は切り替えできる?
賃貸のアパートやマンションに住んでいる場合でも、電力会社の契約者が自身の名義であれば、原則として自由に電力会社を切り替えられます。
大家や管理会社の許可を得る必要も基本的にはありません。
ただし、建物全体で電力会社と一括契約を結んでいるいわゆる「高圧一括受電」方式の物件は例外です。
高圧一括受電の場合は、個人での切り替えはできません。
自身の住まいがどちらの契約形態かわからない場合は、念のため管理会社やオーナーに事前に確認しておくと安心でしょう。
解約時に違約金や手数料は発生する?
大手電力会社や多くの新電力では、契約期間の縛りや違約金がないケースが増えています。
なお、本記事で紹介した「お得電力」「市場電力」「のむシリカ電力」の場合、いわゆる違約金はありませんが、解約時に「解約事務手数料」として3,300円(税込)が発生します。
重要事項説明書にも明記されている正式なルールなので、契約前に必ず確認しておきましょう。
新電力にすると停電が増える?
新電力の切り替えで停電が増えたり、電気の品質が落ちたりすることはありません。
なぜなら、どの電力会社と契約しても、家庭に電気を届けるための送配電網はこれまでと同じく地域の送配電事業者、東京電力エリアでは「東京電力パワーグリッド」のものを共通で利用するためです。
つまり、電気の通り道は変わらず、電力会社の信頼性を保ちながら自由にサービスを選べます。
オール電化向けのプランはある?
「お得電力」や「のむシリカ電力」など、オール電化住宅向けに夜間の単価を安く設定したプランを提供する新電力も存在します。
ただし、東京電力の古いプラン(電化上手など)から切り替えると、かえって割高になるケースもあるため、慎重なシミュレーションが必要です。
市場連動型プランのリスクとは?
市場連動型プランは、日本卸電力取引所(JEPX)の価格に合わせて電気料金が変動する仕組みです。
メリットは、市場価格が安い時間帯(春や秋、晴れた日の昼間など)に電気代が大幅に安くなる点です。
一方、デメリット(リスク)として夏や冬の需給逼迫時に市場価格が高騰し、電気代が一時的に跳ね上がる可能性があります。
リスクを許容してでも賢く節約したい方には向いていますが、毎月安定した料金を支払いたい方には、固定単価型のプランをおすすめします。
まとめ

電力会社の切り替えは、単に料金の安さのみならず、自身のライフスタイルや価値観にあったプランを選ぶことが、後悔しないための鍵となります。
本記事のシミュレーション結果や選び方を参考に、自身の価値観にぴったりの電力会社を見つけて賢い節約をスタートさせましょう。
<参考>









