東北にお住まいの方の中には「東北電力フロンティアの評判はどうなの?」「東北でお得に利用できる電力会社があるなら知りたい」といった疑問を抱いている方も多いでしょう。
東北電力フロンティアは、東北電力と比較してプランにより基本料金が半額だったり1〜3%安く利用できたりします。
本記事では東北電力フロンティアの評判からわかるメリットやデメリットのほか、乗り換えにおすすめの電力会社を解説します。
現在の電気代が高く、できるだけ抑えたいと考えている方は参考にし、自身にあった電力会社を見つけて電気代を節約しましょう。
東北電力フロンティアとは?

まずは、東北電力フロンティアがどのような会社なのかを確認しましょう。
東北電力の100%子会社
東北電力フロンティアは、東北電力の100%子会社で、2021年に設立された会社です。
電力事業以外にも、国内、海外旅行キャンセル保険やインターネットサービス、家計の相談サービスなどを提供しています。
対応エリア
東北電力フロンティアは、全国に対応している電力会社ではありません。対応エリアは、次のとおりです。
- 青森県
- 秋田県
- 岩手県
- 宮城県
- 山形県
- 福島県(一部地域を除く)
基本的に東北地方で契約できますが、プランや建物によっては契約できない場合もあります。
上記の提供エリアにお住まいの方も、契約が可能かどうか公式サイトで確認しておきましょう。
東北電力フロンティアの電気料金プラン

東北電力フロンティアの電気料金プランは、大きく分けて3つあり、それぞれに特徴があります。
プランの詳細を確認し、自身がお得に利用できるプランを選んでみてください。
スマートでんき
スマートでんきプランは、基本料金と電力量料金が設定されているプランです。
東北電力のベーシックなプランである従量電灯Bと電気の単価は同じですが、電気料金に応じて1〜3%のスマートでんき割が適用されます。
スマートでんき割の割引率は、次のとおりです。
月の電気料金 | スマートでんき割 |
---|---|
7,000円未満 | 1% |
7,000円以上 1万5千円未満 | 2% |
1万5千円以上 | 3% |
東北電力の契約者で、毎月7,000円以上利用する場合は、乗り換えると電気料金が安くなる可能性があります。
しかし、燃料費調整額の上限が設定されていない点には注意が必要です。
燃料費調整とは、発電に必要な燃料単価の変動により電気料金がプラス調整されたり、マイナス調整されたりする仕組みです。
燃料単価が高騰した場合、上限なくプラス調整され、上限が決まっている従量電灯Bよりも電気料金が高くなる可能性があります。
スマートでんきプランを契約する場合は、燃料費調整のリスクを把握したうえで契約しましょう。
あおぞらチャージサービス with シンプルeでんき
あおぞらチャージサービス with シンプルeでんきは、あおぞらチャージサービスを契約している方限定のプランです。
あおぞらチャージサービスとは、初期費用の負担なしで東北電力ソーラーeチャージが所有する太陽光発電設備や蓄電池などを利用できるサービスです。
初期費用のみでなく、設備のメンテナンスも基本的に費用がかからず、設置した設備はサービス終了後に譲渡され、自身のものになります。
※故障の原因によっては費用負担が発生する場合があります
シンプルeでんきの基本料金は設定されていません。電気の利用料に応じて電気料金が決まる仕組みです。
従量料金は、電気のみを利用している場合とガスを併用している場合により次のように異なります。
電気のみ | 39.14円 |
---|---|
電気とガスを併用 | 42.51円 |
従量料金が一定で電気を多く利用する方は、乗り換えると電気料金が安くなる可能性があります。
スマートでんきプランと同様に、燃料費調整の上限が設定されていない点に注意しましょう。
地域限定プラン
東北電力フロンティアでは、地域限定で契約できるプランも提供しています。
現在は、秋田県、岩手県、山形県限定のプランがあり、いずれも県内の水力100%の電気を利用しています。
CO2が発生しない再生可能エネルギーで発電された電気を利用できるため、環境に配慮したい方におすすめです。
また、県ごとに提供されている割引を適用できる点も特徴です。
3つの地域限定プランでは、「先着1000名限定、過去2年以内に秋田に引っ越しした方がいる世帯」などの条件はありますが、6か月間基本料金が無料になるオプションを用意しています。
プランの料金は、基本料金と電力量料金が設定されており、基本料金は東北電力の従量電灯Bの半額です。
電力量料金は電気の利用料にかかわらず31.61円(税込)で固定されています。
再生可能エネルギーで発電がおこなわれており、燃料費調整が設定されていないため、燃料費高騰によるプラス調整が不安な方にもおすすめです。
評判・口コミからわかる東北電力フロンティアのメリット

東北電力フロンティアには、次のようなメリットがあります。
- 電気代を節約できる
- ポイントが貯まる
- キャンペーンが充実している
- 初期費用、解約金が不要
順番に詳しく解説します。
電気代を節約できる
東北電力フロンティアを契約すると、電気代を節約できる可能性が高いです。
契約する東北電力フロンティアのプランによっては、現在契約している電力会社よりも基本料金や電力量料金が安くなる場合があります。
たとえば、東北電力の従量電灯Bと東北電力フロンティアのスマートでんきの料金プランは全く同じですが、スマートでんきは割引が適用されます。
同じ量の電気を利用した場合でも、スマートでんきは1〜3%の割引が適用され、電気代を抑えられる可能性が高いです。
ほかにも、東北電力フロンティアの地域限定プランの基本料金は、東北電力の従量電灯Bの半額で利用できるため、基本料金が安くなります。
しかし、東北電力フロンティアは燃料費調整額の上限が設定されていないため、乗り換えるのみで、確実に電気代が安くなるわけではないと理解しておきましょう。

ポイントが貯まる
東北電力フロンティアで電気料金を支払うと、料金に応じてフロンティアeポイントが貯まります。
貯まったポイントは1ポイント1円(税込)相当として利用できるため、ポイントが付与されない電力会社を契約するよりもお得です。
また、東北電力の利用で付与されるよりそうeポイントをフロンティアeポイントに移行できる点も特徴です。
東北電力から契約を切り替えると500ポイント加算されるため、お得に乗り換えたい方は検討してみてください。
しかし、電気の利用量や契約するプランにより、電気料金が高くなる場合もあります。乗り換え前に確認しておきましょう。
キャンペーンが充実している
東北電力フロンティアは、充実したキャンペーンを実施しており、お得に契約できる可能性があります。
一例として、現在実施されているキャンペーンの一部を紹介します。
新生活応援キャンペーン | 基本料金最大2か月間無料 |
---|---|
プラン契約特典 | 1,000円相当のフロンティアeポイント付与 |
現在実施されているキャンペーンは上記の2つですが、時期により複数のお得なキャンペーンを展開しています。
電力会社によりキャンペーンの実施頻度が低い場合もあるため、頻繁にお得なキャンペーンを実施している点は、東北電力フロンティアの大きなメリットです。
たとえば、東北電力も新生活応援キャンペーンを実施しているものの、500ポイントのプレゼントのみで、お得感を感じにくい内容といえます。
お得に東北電力フロンティアを契約したい方は、頻繁に公式サイトを訪れ、キャンペーンが実施されているか確認してみましょう。
初期費用・解約金が不要
東北電力フロンティアには初期費用が設定されておらず、解約金もありません。
東北電力フロンティアのプランの中には、太陽光発電設備や蓄電システムを導入すると契約できるシンプルeでんきがありますが、初期費用無料で契約できます。
太陽光発電や蓄電システムを自費で導入する場合、初期投資としてまとまった費用が必要です。
太陽光発電や蓄電システムを検討している方にとって、初期費用無料で導入できる点は、大きなメリットです。
もちろん、他のプランも契約や解約時に支出が発生しないため、気軽に契約できるでしょう。

評判・口コミからわかる東北電力フロンティアのデメリット

東北電力フロンティアには、メリット以外にデメリットもあります。両方把握して、自身に最適な電力会社なのかを判断してみてください。
オール電化向けプランがない
東北電力フロンティアにはオール電化向けプランがありません。
オール電化向けプランは、利用する時間帯により電気の単価が変動する仕組みです。
オール電化の住宅は、電気の利用量が多くなりますが、オール電化向けプランを契約して電気を一定の時間にまとめて利用すると、電気料金を抑えられます。
たとえば、東北電力には「よりそう+スマートタイム」と呼ばれるオール電化向けプランがあります。
よりそう+スマートタイムの電力量料金は、平日の22:00〜8:00は29.86円(税込)、平日の8:00〜22:00は36.86円(税込)です。
平日の22:00〜8:00にまとめて電気を利用すれば、電気代を節約できます。
オール電化の住宅にお住まいの方は、東北電力のプランを検討するとよいでしょう。

支払い方法が少ない
東北電力フロンティアの支払い方法は、クレジットカードのみです。銀行振込や請求書払いなどには対応していません。
他社の電力会社の場合は、多くの支払い方法に対応している場合もあるため、自身で支払い方法を選択したい方は不便に感じるかもしれません。
たとえば、東北電力には口座振替やクレジットカード、振込用紙、アプリなどの4つの支払い方法があります。
豊富な支払い方法がある電力会社を探している方は、他社を検討する方がよいでしょう。

東北電力フロンティアと東北電力のどちらがおすすめ?

メリットやデメリットを考慮すると、東北電力フロンティアと東北電力のどちらがおすすめなのかは利用する方により異なります。
自身にどちらが向いているのかよくわからない方は、参考にしてみてください。
東北電力フロンティアをおすすめできる方
東北電力フロンティアがおすすめな方は、次のような方です。
- 電気代を節約したい方
- キャンペーンでお得に契約したい方
東北電力フロンティアは、電気代を節約したい方におすすめできます。
プランにより、東北電力の基本料金の半額で利用できるプランや、同じ料金プランで割引が適用されるプランなどがあります。
乗り換えたからといって確実に電気代が安くなるわけではありませんが、安くなる可能性は高いため、自身が乗り換えるとどの程度安くなるのかを確認してみてください。
東北電力をおすすめできる方
東北電力がおすすめな方は、次のとおりです。
- オール電化向けプランを利用したい方
- 豊富な支払い方法から選びたい方
東北電力には、時間帯により電気の単価が変動するオール電化向けプランがあります。
オール電化住宅にお住まいの方は、通常のプランを利用すると電気代が高くなる傾向にあるため、オール電化向けプランがある東北電力がよいでしょう。
また、東北電力の支払い方法は4つあり、好みの支払い方法を選べます。
東北電力フロンティアはクレジットカードのみのため、クレジットカード以外で支払いたい方には東北電力がおすすめです。
東北電力から東北電力フロンティアに契約変更する方法

現在、東北電力を契約している方が、東北電力フロンティアに乗り換えたい場合は、ここで紹介する手順に沿って手続きを進めてみてください。
事前に準備するもの
乗り換えの手続きを進める前に、次のものを準備しましょう。
- 契約内容がわかるもの
- クレジットカード
- メールアドレス
契約内容は、東北電力が発行しているハガキや会員ページなどで確認できます。
クレジットカードは、支払い方法として登録するものを準備しましょう。
手続きの流れ
契約変更の流れは、次のとおりです。
- メールアドレスの登録
- 届いたメール内のURLをクリック
- ユーザー登録
- 供給地点特定番号を入力
- 名前や住所などの入力
- 契約内容の登録
- 支払い方法の登録
- クレジットカードの登録
- お申し込み内容の最終確認
- 申し込み確定
最初のメールアドレスの登録は、東北電力フロンティアの公式サイトからおこないます。
さらに詳しい手続きの流れは、こちらのページで確認できます。

東北電力からの乗り換えには東北お得電力がおすすめ
東北電力からの乗り換えを考えている方には、東北お得電力もおすすめです。
東北お得電力は新電力ですが、基本料金と電力量料金が設定されており、東北電力のプラン内容は変えずに電気代が安くなる可能性があります。
東北お得電力の特徴をいくつか解説します。
基本料金・電気量料金がお得
東北お得電力は、基本料金と電力量料金が安く設定されています。
たとえば、東北電力の従量電灯Bを30アンペアで契約し、月に200kWhの電気を利用すると、月の電気代は約7,573円かかります。
一方、東北お得電力で同じ内容で電気を利用する場合は年間約2,727円お得になるとシミュレーションされており、乗り換えると安くなる可能性が高いです。
東北電力のプラン内容に不満はないものの、電気代が高く感じる方は、東北お得電力への乗り換えを検討してみてください。
ライフスタイルに適したプランを選択可能
東北お得電力は、東北電力が提供している多くのプランに対応しており、ライフスタイルに適したプランを選択できます。
たとえば、スタンダードなプランの従量電灯Bはもちろん、月に400kWh以上利用する家族向けのプランのよりそう+ファミリーバリューなども契約できます。
東北お得電力のプランから、自身のライフスタイルにあったものを選び、電気代を節約しましょう。
最短5分で切り替えできる
東北お得電力は、最短5分で手軽に現在契約している電力会社から切り替えられます。
Webのみでなく電話でも申し込めるため、Webからの申し込みに慣れていない方も安心です。
電話の場合は0120-11-5555、Webから申し込む場合は東北お得電力の公式サイトから申し込みましょう。
まとめ

東北電力フロンティアは、電気代を節約できる可能性がある、ポイントが貯まるなどの点が、利用者から高く評価されています。
反対に、オール電化向けプランがなく、支払い方法が少ない点を、デメリットととらえる方もいるでしょう。
東北電力からの乗り換えを検討している方には、東北電力フロンティアのほかに、東北お得電力もおすすめです。
東北お得電力は、東北電力の多くのプランに対応しており、自身のライフスタイルにあったプランを利用して電気代を安く抑えられる可能性があります。
乗り換えの手続きは最短5分で完了するため、手続きが面倒だと感じている方も気軽に申し込んでみてください。
<参考>
東北電力
東北電力フロンティア