「毎月の電気代が急に高くなった」「ミツウロコ電気は値上げしたの?いつから?」「このまま契約を続けるべきか迷っている」こうした疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか。
実際に、ミツウロコ電気(正式名称:ミツウロコでんき)は値上げを実施しています。
主な理由は「燃料費調整額の上限撤廃」にあり、2023年6月から多くの地域で電気料金が上昇しています。
本記事では、ミツウロコでんきの値上げに関する最新情報を詳しく解説します。
さらに、利用者のリアルな口コミ・評判や、契約継続のメリット・デメリット、そして今後の対策や乗り換え、解約手続きまで詳しく紹介します。
ぜひ本記事を参考にして、電気料金の見直しや最適なプラン選びに役立ててください。
ミツウロコ電気が値上げしたのは本当?

ミツウロコでんきは近年、電気料金の値上げをおこなっています。
この章では、値上げがいつから始まったのか、その背景や理由、そして具体的に電気料金がどれくらい変わったのかを詳しく解説します。
値上げはいつから?理由は?
ミツウロコでんきは、2023年6月1日利用分から低圧の電気料金単価の改定(値上げ)を実施しました。
値上げの最大の理由は「燃料費調整額の上限撤廃」です。
燃料費調整額とは、発電に使用する燃料(石油・LNG・石炭など)の価格変動を電気料金に反映させる仕組みです。
ミツウロコでんきを含む多くの新電力会社では、これまで燃料費調整額に「上限」を設けていましたが、近年の燃料価格の異常な高騰によって、上限を設けたままでは電力会社の経営が厳しくなる状況になりました。
そのため、ミツウロコでんきは2023年6月から燃料費調整額の上限を撤廃し、それに伴い電気料金の単価も見直しました。
つまり、燃料価格の上昇分が、以前よりも直接的に電気料金に反映されやすくなったといえます。
電気代はどれだけ高騰した?旧料金と比較
ミツウロコでんきの値上げ幅は、地域やプランによって異なりますが、全体的に上昇傾向です。具体的な数字を表にまとめました。
東京電力エリア 一般家庭(従量電灯B)の電気料金
項目 | 値上げ前(2024年3月31日まで) | 値上げ後(2024年4月1日以降) | 差額 |
---|---|---|---|
基本料金(30A契約) | 885.72円 | 935.25円 | 49.53円 |
従量料金単価 | 120kWhまで→32.11円/kWh 121〜300kWh→33.33円/kWh 300kWh超過分→35.99円/kWh | 120kWhまで→31.91円/kWh 121〜300kWh→33.13円/kWh 300kWh超過分→35.79円/kWh | -0.20円 |
燃料費調整額 | (別途加算) | (別途加算) | – |
2024年4月以降の料金改定で値上げされたのは、契約アンペア数に応じて固定でかかる「基本料金」です。
たとえば30A契約の場合、従来の885.72円から935.25円へと、約5.6%の値上げとなります。
一方、従量料金単価は若干の値下げが見られるものの、基本料金の値上げ分をカバーできるかは、各家庭の電気使用パターンによって大きく左右されるでしょう。
値上げ後の料金を大手電力会社と比較
ミツウロコでんきの値上げ後、大手電力会社との料金差はどうなったでしょうか。実際に比較してみましょう。
エリア | 電力会社/プラン | 基本料金(30A契約) | 従量料金単価 | |
---|---|---|---|---|
東京電力 | ミツウロコでんき(従量電灯B) | 935.25円 | 120kWhまで | 31.91円/kWh |
121〜300kWh | 33.13円/kWh | |||
300kWh超過分 | 35.79円/kWh | |||
東京電力(従量電灯B) | 935.25円 | 120kWhまで | 29.80円/kWh | |
121〜300kWh | 36.40円/kWh | |||
300kWh超過分 | 40.49円/kWh | |||
関西電力 | ミツウロコでんき(従量電灯B) | 1,341.63円 | 120kWhまで | 17.62円/kWh |
121〜300kWh | 20.96円/kWh | |||
300kWh超過分 | 21.34円/kWh | |||
関西電力(従量電灯B) | 1,341.63円 | 120kWhまで | 17.81円/kWh | |
121〜300kWh | 21.02円/kWh | |||
300kWh超過分 | 23.52円/kWh | |||
中部電力 | ミツウロコでんき(従量電灯B) | 963.42円 | 120kWhまで | 23.26円/kWh |
121〜300kWh | 23.56円/kWh | |||
300kWh超過分 | 26.15円/kWh | |||
中部電力(従量電灯B) | 963.42円 | 120kWhまで | 21.20円/kWh | |
121〜300kWh | 25.67円/kWh | |||
300kWh超過分 | 28.62円/kWh |
ミツウロコでんきの値上げによって、従量料金単価が大手電力会社を上回る地域も見られました。
しかし、全体的に見ると値上げ後もミツウロコでんきの方が安い傾向にあります。
自身のライフスタイルや電気使用量に合わせて、大手電力会社とミツウロコでんきのどちらが電気代を節約できるか比較検討しましょう。
ミツウロコ電気の基本情報

ここでは、ミツウロコでんきがどのような電力会社なのか、その特徴や提供している電気料金プラン、そしてサービスを利用できるエリアについて、基本的な情報を分かりやすく紹介します。
契約を検討する上で、まずは基本を押さえておきましょう。
ミツウロコ電気の特徴
ミツウロコでんきは、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社が運営する新電力サービスです。
長年エネルギー事業に携わってきたミツウロコグループの一員であり、電力自由化によって新たに参入しました。
特徴としては、生活スタイルに合わせた多様な電気料金プランを提供している点が挙げられます。
また、一部プランでは、電気のトラブル発生時に無料で駆けつけてくれる「ミツウロコでんき安心サポート」が付帯しているなど、暮らしに役立つサービスも展開しています。
環境に配慮した、再生可能エネルギーの活用に力を入れている点も特徴です。
ミツウロコ電気の料金プラン
ミツウロコでんきの料金プランは、地域やライフスタイルに合わせて選べるよう多様なオプションが用意されています。主なプランは次の通りです。
プラン名 | 特徴 | 推奨される世帯 |
---|---|---|
従量電灯B | 標準的なプラン | 一般的な家庭 |
シングル応援プラン | 基本料金割安 電力量料金やや高め | 月間使用量150kWh程度までの単身世帯 |
とくとくナイト | 夜間に電気をよく使う場合に有利 | 夜型生活 オール電化住宅 |
各プランには、基本料金と電力量料金に加えて「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が加算されます。
とくに2023年6月からの値上げで大きく影響したのは、燃料費調整額の上限撤廃です。自身の電気使用パターンを考慮して、最適なプランを選びましょう。
ミツウロコ電気のサービス提供エリア
ミツウロコでんきの電気供給サービスは、全国の広いエリアで利用可能です。具体的には、次の電力会社エリアをカバーしています。
電力会社 | 管轄エリア |
---|---|
北海道電力 | 北海道 |
東北電力 | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県 |
東京電力 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県の一部 |
中部電力 | 愛知県、岐阜県、三重県、長野県、静岡県の一部 |
北陸電力 | 富山県、石川県、福井県の一部、岐阜県の一部 |
関西電力 | 大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、福井県の一部、三重県の一部、岐阜県の一部 |
中国電力 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部 |
四国電力 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 |
九州電力 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県 |
ミツウロコでんきは、沖縄電力エリアや一部離島では提供していません。また、東京電力エリアの伊豆諸島や九州電力エリアの離島の一部なども対象外です。
自身の住んでいる地域がサービス提供エリアに含まれているかどうかは、ミツウロコでんきの公式サイトで郵便番号を入力するのみで簡単に確認できます。
エリアによって料金プランやキャンペーンが異なる場合があるため、住んでいる地域に合った情報をチェックしておきましょう。
ミツウロコ電気値上げ後の口コミ・評判 | 「高い」は本当?

ミツウロコでんきの値上げを受けて、実際に利用している方たちはどのように感じているでしょうか。
ここでは、インターネット上などで見られるミツウロコでんきに関する口コミや評判を集め、「電気料金が高い」との声が本当なのか、またサービス面での評価はどうなのかを探ります。
料金の口コミ・評判
ミツウロコでんきの電気料金に関する口コミ・評判を見ると、「高くなった」との声が確かに見受けられます。
燃料費調整額の上限が撤廃された影響で、以前より電気代が上がったと感じる方がいるようです。
一方で、「大手電力よりは安かった」といった肯定的な声も存在します。
ミツウロコでんきには多様な料金プランがあります。自身の電気使用量やライフスタイルに合ったプランを選んでいる場合は、値上げ後もお得感を維持できているかもしれません。
料金が高いか安いかは、契約しているプランや電気の使用量、そして比較対象によって評価が分かれるようです。
サービスの口コミ・評判
料金面で評価が下がる一方で、サービス面での評価は比較的良好です。
ミツウロコでんきは「でんき安心サポート」や「カスタマーサポート」に関する評価が高い傾向にあります。
ただし、値上げによって料金メリットが薄れたことで、サービスの良さのみで契約を継続するかどうか迷っている利用者も多いようです。
実際に、値上げ後は解約や他社への乗り換えを検討する声も増えています。
値上げ後も契約を継続すべき?ミツウロコ電気のメリット・デメリット

ミツウロコでんきの値上げを受けて、「このまま契約を続けて大丈夫かな?」と迷っている方もいるでしょう。
ここでは、値上げ後のミツウロコでんきのメリットとデメリットを整理し、どのような方に向いているのか具体的に解説します。
ミツウロコ電気のメリット
値上げ後もミツウロコでんきには次のようなメリットがあります。
- 多様な料金プラン
- 24時間365日対応の「でんき安心サポート」
- 環境に配慮したエネルギー供給
ミツウロコでんきのメリットは、多様な料金プランが用意されている点です。
たとえば、一人暮らしや電気使用量の少ない方向けの「シングル応援プラン」や、夜間の電気料金が割安になる「とくとくナイト」などがあります。
自身のライフスタイルにこれらのプランが合致すれば、電気代を抑えられる可能性があります。
また、一部プランには「ミツウロコでんき安心サポート」が無料で付帯しています。
これは、電球交換や簡単な電気トラブルの際に専門スタッフが駆けつけてくれるサービスで、いざというときに安心です。
加えて、環境に配慮した再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいる点を、メリットと感じる方がいるでしょう。
ミツウロコ電気のデメリット
一方で、値上げに伴うデメリットも考慮する必要があります。
- 燃料費調整額の上限撤廃による料金高騰
- オール電化住宅向けプランの不足
- 紙の請求書発行に手数料がかかる
最も大きなデメリットは、燃料費調整額の上限が撤廃されたことです。燃料価格が高騰した場合、電気料金が以前よりも大きく上昇するリスクがあります。
また、ミツウロコでんきにはオール電化住宅向けの専用プランがありません。オール電化に住んでいる方は、他の電力会社を検討する方がよいでしょう。
紙の検針票(請求書)の発行が有料である点も、デメリットと感じる方がいるかもしれません。
おすすめな人・おすすめしない人
これまでの口コミやメリット・デメリットを踏まえた結果わかった、ミツウロコでんきがおすすめできる方、おすすめできない方は次のとおりです。
おすすめできる方 | おすすめできない方 |
---|---|
・特定の料金プラン(シングル応援プラン、とくとくナイトなど)がライフスタイルに合う方 ・電気トラブル時の無料駆けつけサービス「安心サポート」に魅力を感じる方 ・環境問題に関心がある方 | ・燃料価格変動による料金上昇リスクを避けたい/安定した料金を求める方 ・オール電化住宅にお住まいの方 ・紙の請求書を希望する方 |
自身の電気の使い方や重視するポイントを考え、ミツウロコでんきが本当に合っているか見極めることが大切です。
ミツウロコ電気値上げ後の対策方法

ミツウロコでんきの電気料金値上げを受けて、「少しでも電気代を安くしたい」と考えている方は多いでしょう。
ここでは、値上げ後の状況に対応するための具体的な対策方法を3つ紹介します。
すぐに実践できることから、電力会社の乗り換えまで、自身の状況に合わせて検討したいポイントを解説します。
電気使用量を見直す
まずは日常の電気使用量を見直すことから始めましょう。電気の使い方を工夫すると無駄な消費を抑えられ、電気代を削減できます。
具体的な方法としては、使わない家電のコンセントを抜いて待機電力を減らすことや、古い家電を省エネ性能の高いものに買い替えることなどが挙げられます。
また、エアコンの設定温度を夏は少し高めに、冬は少し低めにするのみでも効果が期待できます。
小さなことの積み重ねですが、毎月の電気代に変化が現れる可能性があります。まずは家庭での電気の使い方をチェックしてみましょう。
料金プランを変更する
現在契約しているミツウロコでんきの料金プランが、本当に今のライフスタイルに合っているか、確認するのも大切です。
ミツウロコでんきには、一般的な「従量電灯」プラン以外にも、一人暮らし向けの「シングル応援プラン」や夜間電力がお得な「とくとくナイト」など、複数のプランがあります。
もし、日中あまり家にいないのに昼間の単価が高いプランだったり、夜によく電気を使うものの夜間割引のないプランだったりする場合、プランを変更するのみで電気代が安くなる可能性があります。
ミツウロコでんきの公式サイトや契約者向けWEBサイト(マイページ)で、他のプランの詳細を確認し、必要であればプラン変更の手続きを検討してみましょう。
他の新電力会社へ乗り換える
電気使用量の見直しやプラン変更でも納得のいく節約が難しい場合は、ミツウロコでんきから他の新電力会社へ乗り換える選択肢もあります。
電力自由化以降、多くの会社が電力事業に参入しており、それぞれ特色のある料金プランやサービスを提供しています。
乗り換え先を選ぶ際は、単純な料金単価のみでなく、燃料費調整額の上限の有無や、自身の電気使用量に合った料金体系か、キャンペーンの有無などを比較することが重要です。
最近では、電気の市場価格に連動して料金が決まる「市場連動型プラン」を提供する会社もあります。
これらは卸電力市場の価格に連動した料金体系を採用しており、市場価格が下がれば電気料金も下がる点が特徴です。
次の章では、新しい電力会社の選択肢として注目されるサービスについて詳しく紹介します。
電気代を見直したい方には「市場電力」がおすすめ!
ミツウロコでんきの値上げを受け、他の電力会社への乗り換えを検討している方の中には、「どのような会社を選べばいいかわからない」と感じている方もいるでしょう。
ここでは、市場連動型プランを採用している新電力会社の「市場電力」を紹介します。
従来の固定的な料金プランとは異なる仕組みを持つ市場電力について、その特徴やメリット、注意点などを詳しく解説しましょう。
市場電力のサービスと特徴
市場電力は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動して電気料金が決まる「市場連動型プラン」を提供しているサービスです。
従来の電力会社の多くが採用している固定的な料金単価とは異なり、市場電力の電気料金単価は、電気の需要と供給のバランスによって30分ごとに変動することが最大の特徴です。
電気の市場価格が安い時間帯に電気を使用すれば、電気代を大幅に抑えられる可能性があります。
公式サイトでは、過去の市場価格データなども公開されており、透明性の高いサービス運営を目指しているため、一度チェックしてみてください。
市場電力のメリット・注意点
市場電力の最大のメリットは、電気の市場価格が安い時間帯を狙い電気を使うことで、従来の電力会社よりも電気代を安くできる可能性がある点です。
たとえば、市場価格が下がりやすい深夜や早朝に電気を使うように工夫すれば、大きな節約効果が期待できます。
また、市場価格を意識すると、自然と節電への意識が高まるかもしれません。
ただし、市場価格は常に変動するため、夏場の需要が高い時期や燃料価格が高騰した際など、市場価格が急上昇する可能性も否定できません。
その場合、電気料金単価も連動して高くなり、電気代が予想以上に高額になるリスクがある点に注意が必要です。
市場連動型プランは、価格変動があることを理解しておきましょう。
市場電力に乗り換えた場合の節約シミュレーション
市場電力に乗り換えた場合、具体的にどれくらい電気代が節約できるのか気になるところです。
節約額は、個々の電気の使い方や市場価格の変動によって大きく変わるため一概には言えませんが、市場電力の公式サイトでは、「在住エリア」と「何人で住んでいるか」を入力するのみで料金をシミュレーションできます。
シミュレーションを活用すれば、どの程度の節約が見込めるか目安がわかるため、乗り換えを検討する際は、一度シミュレーションを試してみることをおすすめします。
市場電力はこんな方におすすめ
市場電力は、次のような方にとくにおすすめできるサービスです。
- 電気の市場価格を意識し安い時間帯に電気を使うなどの工夫ができる方
- 昼間に電気を使うことが多い方
- 価格変動リスクを理解した上で節約を目指したい方
電気代の大幅な節約をしたい方は、市場電力に乗り換えてみましょう。
ミツウロコ電気の解約手続き方法

ミツウロコでんきから他の電力会社へ乗り換えたい場合や、引っ越しに伴い解約が必要な方のために、具体的な解約手順と、気になる解約金について分かりやすく解説します。
スムーズに手続きを進めるために、事前に流れを確認しておきましょう。
他社へ切り替える際の解約手順
現在ミツウロコでんきを契約中で、他の電力会社へ乗り換えたい場合、基本的に自身でミツウロコでんきへ解約連絡は不要です。
新しい電力会社が決まったら、その会社へ契約を申し込みます。
申し込み手続きでは、現在契約中の電力会社(この場合はミツウロコでんき)の情報(お客様番号や供給地点特定番号など、検針票に記載されています)を伝えましょう。
その後は、基本的に新しい電力会社がミツウロコでんきとの解約手続きを代行します。
スマートメーターが未設置の場合は、交換工事が行われることもありますが、原則として費用はかからず、立ち会いも不要なケースが多いです。
切り替え日が来ると、自動的に新しい電力会社の供給が始まり、ミツウロコでんきは解約となります。
ただし、申し込みから切り替え完了までには数週間程度かかる場合があるため、余裕をもっ
て手続きを進めることをおすすめします。
引っ越し時の解約手順
引っ越しに伴いミツウロコでんきを解約する場合は、自身でミツウロコでんきへ連絡し、電気の停止(解約)手続きをおこなう必要があります。
他社への切り替えとは異なり、自動的には解約されません。
解約の連絡は、ミツウロコでんきのカスタマーセンターへ電話するか、契約者向けのWEBサイト(マイページ)から手続きできます。
連絡の際には、契約者名、お客様番号、引っ越し先の住所、そして電気の最終利用日(=退去日)などを伝える必要があるため、事前に準備しておくとスムーズです。
退去日ギリギリではなく、引っ越し日が決まったら早めに連絡するようにしましょう。
連絡を忘れると、旧住所での電気料金が発生し続けてしまう可能性があります。
なお、引っ越し先でもミツウロコでんきを継続して利用したい場合は、解約ではなく住所変更(移転手続き)となるため、その旨を連絡時に伝えてください。
解約金は発生する?
ミツウロコでんきの解約に関して、「解約金や違約金がかかるのでは?」と心配される方がいるかもしれません。
ミツウロコでんきを解約する際、基本的には解約金(違約金)は発生しません。
多くの標準的なプラン(従量電灯プランやシングル応援プランなど)では、契約期間の縛りがないため、いつ解約しても追加料金は請求されません。
ただし、特別なキャンペーンを利用して契約した場合など、特定の条件によって契約期間が定められており、期間内に解約すると違約金が発生する可能性があります。
念のため、契約時の書類や利用規約を確認するか、ミツウロコでんきのカスタマーセンターへ問い合わせて、自身の契約内容に解約金に関する規定がないか確認しておくと安心です。
ミツウロコ電気の値上げに関するよくある質問

ここでは、電気代の確認方法や契約内容の変更手続き、特定のプランの有無など、ミツウロコでんきに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
契約前に不明な点を解消しておきましょう。
自身の電気代を確認する方法は?
ミツウロコでんきの電気代を確認する方法は主に2つあります。
- マイページ(WEB)での確認
- 検針票での確認
詳細な情報を最も手軽に得る方法は、マイページでの確認です。パソコンやスマートフォンからいつでもアクセスできます。
また、毎月届く「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)でも確認可能です。
契約変更の方法は?
料金プランの見直しや契約アンペア数の変更など、現在のミツウロコでんきの契約内容を変更したい場合は、主に2つの方法でおこないます。
一つは、ミツウロコでんきのカスタマーセンターへ電話で連絡する方法です。
オペレーターに変更したい内容を伝え、必要な手続きを進めます。契約者本人であることの確認や、お客様番号などの情報が必要になる場合があります。
もう一つは、契約者向けWEBサイト(マイページ)からオンラインで手続きする方法です。
多くの場合、プラン変更やアンペア変更などの手続きがWEB上で完結できます。
受付時間などを気にせず、自身の都合にあわせて手続きできる点がメリットです。
どちらの方法で手続きできるかは、変更したい内容によって異なる場合もあるため、公式サイトなどで確認するとよいでしょう。
オール電化向けプランはある?
現時点(2025年4月)において、ミツウロコでんきには「オール電化向け」と明確にうたった専用の電気料金プランは提供されていません。
オール電化住宅は、時間帯によって電気の使用量が大きく変動する特徴があります。
そのため、ミツウロコでんきで契約する場合は、夜間の電気料金単価が割安になる「とくとくナイト」のようなプランが比較的適している可能性はあります。
しかし、大手電力会社などが提供するオール電化専用プランと比較すると、必ずしもお得になるとは限りません。
オール電化住宅の方は、ミツウロコでんき以外の電力会社が提供するオール電化専用プランも合わせて比較検討しましょう。
まとめ:ミツウロコ電気の値上げ情報を踏まえ最適なプランに切り替えよう

ミツウロコでんきは実際に料金を改定しており、とくに燃料費調整額の上限撤廃が電気料金に影響を与えています。
電気代の値上げは家計にとって大きな問題ですが、対策を講じることは可能です。
まずは日々の電気使用量を見直すことから始め、現在契約中の料金プランが本当に最適か確認してみましょう。
それでも電気代が気になる場合、他の電力会社への乗り換えも検討してください。
その際には、従来の固定的な料金プランのみでなく、今回紹介した「市場電力」のような市場連動型プランもおすすめです。
市場価格が安い時間帯に電気を使うことで、大幅な節約につながる可能性があります。
自身のライフスタイルや電気の使い方、そして価格変動に対する考え方に合った電力会社やプランを選ぶことが大切です。
紹介した情報を参考に、ぜひ最適な電力プランへの切り替えを検討し、賢く電気代を節約しましょう。