電気代はコンビニで払える？対応店舗や支払い方法を解説

電気料金の支払い用紙を前に、「コンビニで支払えるのか」「期限が切れていても大丈夫か」と不安に感じている方は少なくありません。

結論からお伝えすると、電気代は、多くのコンビニエンスストアで支払えます。

主要コンビニチェーン（セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど）で対応しており、レジでの支払い方法も非常にシンプルです。

本記事では、電気代をコンビニで支払う具体的な方法や、どの店舗で対応しているのかを詳しく解説します。

また、クレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済が使えるか、手数料はかかるかといった疑問への回答や、うっかり支払い期限を過ぎてしまった場合の対処法、コンビニ支払いのメリット・デメリットも紹介します。

電気代をもっとお得にしたい方のために、節約につながる情報も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

電気代のコンビニ支払いとは？対応店舗や注意点を解説

電気代のコンビニ支払いとは、電力会社から送られてくる払込用紙（請求書）を使用し、コンビニエンスストアのレジで電気料金を支払う方法です。

銀行や郵便局の窓口が閉まっている時間帯でも支払える手軽さが魅力です。

ここでは、どのコンビニ店舗で支払えるのか、支払い時に何が必要なのか、そして気になる手数料について解説します。

電気代の支払いが可能なコンビニ店舗一覧

多くの大手コンビニエンスストアが、電気代の支払いに対応しています。主な店舗をまとめました。

コンビニエンスストア名	支払い対応
セブン-イレブン	○
ファミリーマート	○
ローソン	○
ミニストップ	○
デイリーヤマザキ	○
セイコーマート	○

上記以外にも、MMK（マルチメディアキオスク）設置店など、公共料金の収納に対応しているコンビニであれば支払える場合があります。

近くの店舗が対応しているか不明な場合は、店舗スタッフに確認するか、利用している電力会社の公式サイトなどで確認するとよいでしょう。

コンビニ払いで必要なものは電気料金払込用紙

コンビニで電気代を支払う際には、必ず「電気料金払込用紙」を持参する必要があります。

これは、電力会社から郵送などで届く請求書で、「振込用紙」や「払込票」と同じです。

払込用紙には、支払いに必要なバーコードが印刷されており、レジでバーコードを読み取ってもらい、支払います。

万が一払込用紙を忘れてしまうと、コンビニの店頭では電気代を支払えません。

支払いに行く際は、必ず払込用紙を持っているか確認しましょう。

コンビニで電気代を支払う際の手数料

コンビニで電気代を支払う場合、原則として支払い手数料はかかりません。

払込用紙を使ったコンビニ収納は、電力会社側が手数料を負担するケースが一般的です。

ただし、これはあくまで電力会社発行のバーコード付き払込用紙で支払う場合です。

他の支払い代行サービスなどを利用する場合は、別途手数料が発生する可能性があるため注意が必要です。

電気代をコンビニで支払うメリット・デメリット

コンビニで電気代を支払うことには、便利な点が多い一方で、注意すべきデメリットも存在します。

ここでは、コンビニ払いのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説します。

コンビニで電気代を支払うメリット

コンビニで電気代を支払う主なメリットは、その利便性の高さにあります。

• 24時間いつでも支払える 
• 店舗数が多く利用しやすい
• 買い物のついでに支払える 
• 原則として手数料が無料 
• 現金で支払える 
• 特別な手続きが不要

コンビニの多くは24時間営業のため、日中忙しい方でも仕事帰りや早朝など、自身の都合にあわせて支払えます。

日用品の買い物などのついでに支払いを済ませることができるため、手間が少なく感じられるでしょう。

電力会社発行の払込用紙であれば、基本的に支払い手数料がかからない点もメリットです。

また、現金で支払えるため、クレジットカードを持っていない方や、現金で家計管理をしたい方にもおすすめです。

口座振替やクレジットカード払いのような事前の申し込み手続きは不要で、払込用紙があればすぐに支払えます。

時間や場所を選ばずに、特別な準備なく現金で支払える点がコンビニ払いの大きな魅力といえるでしょう。

コンビニで電気代を支払うデメリット

一方で、コンビニ支払いにはいくつかのデメリットも存在します。

• 支払いに行く手間がかかる 
• 支払い方法が現金払いに限定されることが多い
• ポイント還元がない
• 払込用紙の管理が必要
• 支払い忘れのリスクがある 

振込用紙を使用して電気代を支払う場合は、毎月、払込用紙を持ってコンビニまで足を運ぶ必要があります。忙しいときや天候が悪いときは、負担に感じるかもしれません。

基本的に現金での支払いとなり、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済（PayPayなど）は利用できない場合が多いです。

クレジットカード払いであれば貯まるようなポイントが付かないため、ポイントを貯めている方にとってはデメリットになるでしょう。

払込用紙を紛失しないように保管し、支払い時には忘れずに持参することが大切です。

口座振替のように自動で引き落とされるわけではないため、うっかり支払い期限を過ぎてしまう可能性もあるかもしれません。

毎回店舗へ行く手間や、支払い方法が現金に限られる点、ポイントが付かない点は、他の支払い方法と比較するとデメリットです。

コンビニで電気代を支払う方法【ステップ解説】

コンビニエンスストアで電気代を支払う手順は、非常にシンプルです。初めての方でも迷わないように、具体的なステップを解説します。

電力会社から郵送などで届いたバーコード付きの払込用紙を用意します。支払い期限が切れていないか確認しましょう。

次に「電気代の支払いが可能なコンビニ店舗一覧」で紹介した、公共料金の支払いに対応しているコンビニエンスストアへ行きます。

レジカウンターで店員に「公共料金の支払いをお願いします」と伝え、払込用紙を渡しましょう。

店員が払込用紙のバーコードをスキャンした後、レジ画面に表示される金額を確認し、表示された電気料金を現金で支払います。

クレジットカードや電子マネー、PayPayなどのスマホ決済は原則として利用できません。

支払い後、領収印が押された払込用紙の控え（領収書）が渡されます。金額に間違いがないか確認し、必ず受け取りましょう。

領収書は、支払いを証明する大切な書類です。万が一、二重請求などのトラブルがあった場合に必要となるため、一定期間は大切に保管しておいてください。

電気代を節約するなら「新電力会社への乗り換え」がおすすめ！

コンビニでの支払いは便利ですが、電気代そのものを安くすることはできません。

毎月の電気代を根本的に節約したいと考えているなら、契約している電力会社や料金プランを見直してみましょう。

2016年の電力自由化により、地域の大手電力会社だけでなく、「新電力」と呼ばれるさまざまな会社から電気を買えるようになりました。

新電力会社は、それぞれ独自の料金プランやサービスを提供しています。

たとえば、日中の電気使用量が多い家庭向けのプランや、特定のサービスの利用でポイントが貯まるプランなど、多様な選択肢があります。

自身のライフスタイルに合った新電力のプランを選ぶことで、電気料金を大きく節約できるかもしれません。

「電力会社の乗り換えは手続きが面倒」と感じる方もいるかもしれませんが、インターネットや電話で簡単に申し込みが完了し、工事なども原則不要なケースが一般的です。

毎月の固定費である電気代を見直すことは、家計の節約に直結します。

電気代を節約したい方は、よりお得な電力会社への乗り換えを検討してみましょう。

次の項目では、電気代節約の選択肢として、具体的な新電力会社を紹介します。

【電気代節約におすすめ】新電力会社3選

電力会社の乗り換えを検討する際に、どの会社を選べばよいのか迷うかもしれません。

ここでは、電気代の節約が期待できる注目の新電力サービスを3つ紹介します。

それぞれの特徴を理解し、自身のライフスタイルに合ったプランを見つけてください。

お得電力

お得電力は、現在大手電力会社（例：東京電力、関西電力など）と契約している方におすすめの新電力サービスです。

大きな特徴は、大手電力会社の従来の料金プラン（従量電灯プランなど）をベースに、より割安な料金設定を目指している点です。

使い勝手はそのままに、電気代が安くなる可能性があります。

また、Webサイトから最短5分程度で簡単に切り替え申し込みができ、面倒な手続きが少ない点も魅力です。

「電力会社の切り替えは初めてで不安」「まずは気軽に試してみたい」方に適しています。

現在、大手電力会社と契約しており、とくにプラン内容に不満はないけれど電気代は少しでも安くしたい、と考えている方は、お得電力を検討してみましょう。

市場電力

市場電力は、電気の市場価格に連動した料金設定が特徴の新電力サービスです。

サービス手数料などの諸経費を抑えた料金体系を目指しており、電気の市場価格が安い時間帯に電気を多く使うなど、工夫次第で電気代を大幅に削減できる可能性があります。

たとえば、電気料金が安い昼間に家電を使う、電力需要の少ない時間帯に電気自動車を充電するといった使い方でメリットが出やすくなります。

一方で、市場価格が高騰すると電気代も上がる可能性があるため、日頃から電力使用量や市場価格の動向を意識でき、積極的に節電に取り組みたい方に向いています。

すでに他の新電力（とくに市場連動型プラン）を契約している方や、より能動的に電気代を節約したいと考えている方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

のむシリカ電力

のむシリカ電力は、電気と人気のミネラルウォーター「のむシリカ」がセットになったユニークなサービスです。

最大の特徴は、電気の契約時や毎月の電気代に応じて「のむシリカ」がプレゼントされる点です。

新規契約時には「のむシリカ」が届き、さらに毎月の電気料金に応じて継続的に「のむシリカ」を受け取れます。

電気という生活インフラを利用しながら、同時に健康にも気を配りたいと考えている方にぴったりです。

とくに、毎月の電力使用量が多いご家庭ほど、受け取れる「のむシリカ」の本数も増える可能性があるため、メリットを感じやすいでしょう。

電気代の節約だけでなく、特典を求めている方は、のむシリカ電力をチェックしてみてください。

電気代をコンビニで支払う際によくある質問

コンビニでの電気代支払いに関して、多くの方が疑問に思う点をまとめました。

支払い方法や時間、期限切れの扱いなど、気になるポイントを確認しましょう。

現金以外（クレジットカード・PayPay）は使える？

コンビニのレジで電気代を支払う場合、原則として利用できるのは現金のみです。

クレジットカードやデビットカード、交通系ICカード、電子マネー、そしてスマホ決済（QRコード決済）は、基本的に公共料金の支払いには使えません。

ただし、一部例外もあります。

たとえば、セブン-イレブンでは電子マネー「nanaco」での支払いが可能な場合があります（事前にチャージが必要）。

しかし、すべての電力会社の支払いに対応しているわけではないため、注意が必要です。

PayPayなどのスマホ決済アプリには、払込用紙のバーコードを読み取って支払う「請求書払い」機能があります。

これはコンビニのレジを通さず、自宅などで支払い手続きが完結する方法であり、「コンビニのレジでPayPay払いする」のとは異なります。

コンビニでの支払いで確実なのは現金払いと覚えておくとよいでしょう。

深夜でもコンビニで電気代は支払える？

24時間営業しているコンビニエンスストアであれば、原則として深夜や早朝でも電気代の支払いが可能です。

銀行や郵便局の窓口が閉まっている時間帯でも支払いができる点が、コンビニ払いのメリットの一つです。

仕事で日中の支払いが難しい方や、思い出したときにすぐに支払いたい方にとって便利です。

ただし、稀に店舗のレジシステムメンテナンスなどで一時的に支払いができない時間帯が発生する可能性もゼロではありません。

心配な場合は、訪れる予定の店舗に事前に確認しておくとより確実です。

電気代以外の公共料金もコンビニで払える？

電気代以外にも、多くの公共料金や税金などをコンビニで支払えます。

具体的には、次のような支払いが可能です。

• ガス料金
• 水道料金
• 電話料金（固定電話・携帯電話）
• NHK受信料
• 国民健康保険料
• 国民年金保険料
• 自動車税などの各種税金
• 通販などの代金

ただし、すべての公共料金や税金がコンビニ支払いに対応しているわけではありません。

支払いができるのは、バーコード付きの払込用紙が発行されているものに限られます。

払込用紙に対応しているかどうかは、請求書の発行元（電力会社、ガス会社、自治体など）に確認してください。

電気代の支払い期限が切れてもコンビニ払いできる？

電気代の払込用紙に記載されている「支払期限日」を過ぎてしまった場合でも、すぐにコンビニで支払えなくなるわけではありません。

多くの電力会社の払込用紙には、「支払期限日」とは別に「コンビニ取扱期限日」や「取扱有効期限」といった日付が記載されています。

「取扱期限日」までであれば、支払期限日を過ぎていてもコンビニのレジで支払える場合が多いです。

たとえば、東京電力や九州電力の公式サイトでも、支払期限日を過ぎても「コンビニ取扱期限日」まではコンビニで支払えると案内されています。

参照元：TEPCO（東京電力）：支払い期限を過ぎた料金の支払い方法を知りたい | 東京電力エナジーパートナー

参照元：九州電力：支払期限日を過ぎた振込票で支払いはできますか？ | 九州電力-よくあるご質問（FAQ）

ただし、電力会社によって対応が異なる場合や、払込用紙の種類によっては取扱期限日が設けられていないケースもあります。

必ず、払込用紙の記載内容を確認してください。

「取扱期限日」も過ぎてしまった場合は、コンビニでの支払いはできません。

その際は、電力会社に連絡して指示を仰ぐか、銀行振込など別の方法で支払う必要があります。

コンビニ支払い時の領収書は保管すべき？

コンビニで電気代を支払った際に受け取る領収印が押された控え（領収書）は、必ず保管しておきましょう。

領収書は「確かに電気代を支払った」ことを証明する唯一の公的な書類です。

万が一、電力会社との間で「支払ったはずなのに未納扱いになっている」といったトラブルが発生した場合、領収書が支払いの証拠となります。

また、家計簿をつける際や、確定申告などで経費として計上する場合にも必要になることがあるかもしれません。

保管期間に明確な決まりはありませんが、少なくとも次の月の請求書が届き、支払い済みであることが確認できるまで保管しておくと安心です。

コンビニ以外での電気代の支払い方法は？

コンビニ支払い以外にも、電気代の支払い方法にはいくつかの選択肢があります。

主な支払い方法は次の通りです。

• 口座振替
• クレジットカード払い
• インターネットバンキング・モバイルバンキング
• スマホ決済アプリ（請求書払い）
• 銀行・郵便局の窓口

これらの支払い方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。

たとえば、口座振替やクレジットカード払いは支払い忘れがなく便利ですが、事前の手続きが必要です。

自身のライフスタイルや、ポイント還元などを考慮して、最適な支払い方法を選んでみてください。

まとめ：電気代の支払いはコンビニでもOK！

電気代は多くのコンビニで支払うことができ、24時間いつでも現金で手軽に支払える点がメリットです。

しかし、支払いに行く手間がかかる点や、クレジットカードや多くのスマホ決済が使えず、ポイント還元などの恩恵を受けにくい点はデメリットといえます。

コンビニ支払いは便利な方法の一つですが、毎月の電気代を節約したいと考えている場合は、契約している電力会社や料金プランそのものを見直すことが重要です。

記事中で紹介した「お得電力」「市場電力」「のむシリカ電力」のような新電力会社は、それぞれ特色のある料金プランやサービスを提供しています。

自身の電気の使い方やライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を効果的に節約できる可能性があります。

ぜひ記事の情報を参考に、自身にとって最適な支払い方法を見つけてみてください。

＜参考＞
お得電力
市場市場
のむシリカ電力