「CDエナジーダイレクトの解約時に解約金がかかるのか不安」「解約手続きの方法がわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
CDエナジーダイレクトでは、一部の電気料金プランにおいて、契約終了日までの残存期間に応じた解約金の支払いが必要です。
また、解約手続きの方法は、現住所のまま他社に切り替える場合と引っ越し先で他社に切り替える場合とで異なるため、解約金の有無と併せて確認しておきましょう。
本記事では、CDエナジーダイレクトのプランごとの解約金の有無と、解約手続きの方法について詳しく紹介します。
解約時の注意点や解約後におすすめの電力会社も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
CDエナジーダイレクトは解約金が必要?

CDエナジーダイレクトの電気料金プランにはいくつかの種類があり、プランごとに解約金の有無が異なります。
ここからは、プランごとの解約金の有無を紹介します。自身が契約しているプランがどちらに当たるかを確認してみてください。
解約金が不要なプラン
CDエナジーダイレクトで解約金が不要なプランは、次のとおりです。
- シングルでんき
- ベーシックでんき
- ファミリーでんき
- スマートでんき
- ポイントでんき
- KODOMO新聞でんき
上記6つのプランであれば、契約期間の縛りや解約金の設定がありません。
そのため、タイミングや時期を気にせずに解約手続きがおこなえます。
ライフスタイルに変化があった場合や引っ越しをする場合でも、余計な費用の発生を心配せずに契約を見直せる点がメリットです。
解約金が必要なプラン
CDエナジーダイレクトでは、次のプランを解約する際に解約金がかかります。
プラン名 | 解約金 |
---|---|
エンタメでんき | 1か月あたり490円 (契約終了日までの残存期間に応じて) |
JO1でんき | 1か月あたり330円 (契約終了日までの残存期間に応じて) |
radikoでんき | 1か月あたり385円 (契約終了日までの残存期間に応じて) |
上記のプランでは、契約終了日までの残存期間に応じた解約金が発生します。
たとえば、エンタメでんきを契約中で、契約終了日までの残存期間が6か月であれば、「6(か月)×490(円)=2,940(円)」となり、合計2,940円の解約金を支払わなければなりません。
また、契約を終了する場合以外にも、CDエナジーダイレクトのほかの電気料金プランに変更する際にも解約金を支払う義務がある点に注意しましょう。
解約やプラン変更をおこなう場合には、契約終了日までの残存期間に気をつけながら手続きを進める必要があるといえます。
CDエナジーダイレクトを解約する際の手続き方法

CDエナジーダイレクトを解約する主なケースとして、次の2つが考えられます。
- 現住所で他社に切り替える場合
- 引っ越し先で他社に切り替える場合
現住所のままでの解約と引っ越しに伴う解約で、それぞれ手続きの流れは異なります。
ここからは、それぞれの解約方法を詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
現住所で他社に切り替える場合
現住所のまま他社に切り替える場合は、原則として切り替え先の電力会社が解約手続きをおこないます。
そのため、自身で解約する必要はありません。
自身でおこなう必要がある手続きは、基本的には他社への申し込みのみです。
なお、他社へ申し込む際には次のような情報が必要になるため、あらかじめ用意しておきましょう。
- CDエナジーダイレクトのお客様番号
- 供給地点特定番号
上記2つの情報は、会員サービス「カテエネ」内のマイページから確認が可能です。
他社への切り替えは、基本的には検針日を目安に自動でおこなわれます。
最短での切り替えを希望する場合は、できる限り早めに切り替え手続きを済ませましょう。
引っ越し先で他社に切り替える場合
引っ越し先で他社に切り替える場合は、自身で解約手続きをおこなう必要があります。
具体的な解約手続きの手順は、次のとおりです。
- 公式サイトの「各種変更手続き」を開く
- 「電気・ガスの利用停止」を選択する
- 必要事項を入力して解約を申し込む
公式サイトの「各種変更手続き」を開いて「電気・ガスの利用停止」を選択すると、住居に関する情報の入力を求められます。
また、供給地点特定番号やお客様番号の記入も必要になるため、カテエネ内のマイページから確認して番号を控えておきましょう。
また、電気の使用を終了する日も入力が必要です。
入力する日付を間違えると、引っ越しが完了していないにもかかわらず電気が使用できなくなる可能性があるため、入力ミスがないか入念にチェックしましょう。
なお、電気の使用終了日を引っ越し当日に設定しておくと、引っ越し日まで電気を使用できる状態で荷物の運搬や掃除などができます。
CDエナジーダイレクトを解約する際の注意点

CDエナジーダイレクトを解約する際は、次のような点に注意して手続きをおこないましょう。
- カテエネを退会するとポイントが失効する
- ガスを継続するとセット割が適用されない
- 次の電力会社を決めておく
それぞれの注意点を詳しく解説します。
カテエネを退会するとポイントが失効する
CDエナジーダイレクトでは、電気料金の金額に応じて100円(税込)につき1ポイントが自動的に貯まります。
ただし、CDエナジーダイレクトの解約によりカテエネを退会すると、貯めたポイントが失効する点に注意が必要です。
そのため、次のような方法でカテエネポイントを使い切りましょう。
- 電気料金の支払いに充てる
- 商品券への交換
- 提携先ポイントへの交換
- 寄付 など
カテエネを退会する際には、「お問い合わせ」ページから連絡しましょう。
なお、CDエナジーダイレクトの解約に伴い、カテエネも必ず退会しなければならないわけではありません。
カテエネ会員を継続すれば、カテエネポイントの有効期限内にいつでもポイントを使用、交換できます。
カテエネは会費がかからないため、焦らずにゆっくりとポイントの交換方法を決めたい場合は、解約後もカテエネ会員を継続しましょう。
ガスを継続するとセット割が適用されない
CDエナジーダイレクトで電気とガスをセットで契約している場合、セット割としてそれぞれの料金から0.5%の割引が受けられます。
しかし、電気のみを解約してガスを継続する場合にはセット割が適用されません。
次の表で、電気とガス料金における値引きの例を見てみましょう。
月額料金 (税込) | 値引き後の料金 (税込) | |
---|---|---|
電気 | 4,000円 | 3,980円(-20円) |
ガス | 3,000円 | 2,985円(-15円) |
上記の例であれば、電気を解約してガスを継続すると0.5%の割引が適用されないため、ガス料金が15円分(税込)高くなります。
ガスもお得に使用したい方は、電気とガスのセット割がある他社に切り替えるか、ガスの料金がお得になるガス会社のプランを契約するとよいでしょう。
次の電力会社を決めておく
CDエナジーダイレクトを解約する前には、切り替え先の電力会社を必ず決めておきましょう。
切り替え先の電力会社をあらかじめ決めておかなければ、スムーズに切り替えができなかったり、電気を使用できなくなったりする可能性もあります。
電力会社によって供給エリアは異なるため、引っ越し先のエリアに電気を供給している会社の中から、お得に使用できるところを選びましょう。
切り替え先の電力会社を決める際は、これまでの月々の電気使用量や電気料金、世帯人数や電気の使用時間帯などをもとに料金プランを比較すると、自身に最適なサービスを選べます。
CDエナジーダイレクト解約後は市場電力がおすすめ
CDエナジーダイレクト解約後の切り替え先に迷っている場合は、市場電力がおすすめです。
市場電力は幅広い地域に電気を供給しているため、対応エリアが広く、月々の電気代を安く抑えられる可能性があります。
市場電力の主な魅力は次の3つです。
- 運営会社の信頼性が高い
- 市場連動型で電気代を抑えやすい
- 電気供給エリアが広い
それぞれの魅力を詳しく解説します。
信頼性の高い運営会社
市場電力は、株式会社Qvou(キューボー)が提供する電力サービスです。
同社は1985年3月より創業し、長年にわたり次のような事業を展開しています。
- 太陽光発電事業
- 不動産事業
- 保険代理店事業
- 通信販売事業
- 新電力事業
これらの事業によって培った経験や実績を活かし、新電力事業で「市場電力」や「お得電力」といった信頼性の高いサービスを提供しています。
競争が激化する電力市場の中でも、安定した電力の供給と顧客満足度の向上に努めている点が特徴です。
また、株式会社Qvouは経済産業省から小売電気事業者としての登録も受けており、法令を遵守したサービスを運営しています。
市場連動型で電気代を抑えやすい
市場電力の料金プランには、市場連動型が採用されています。
市場連動型とは、電力市場における料金の変動に基づいて電気料金の単価が決まる仕組みのことです。
市場における料金が安い時間帯に電気を使用すれば、電気代を安く抑えられる可能性がある点が大きなメリットです。
市場電力では30分ごとに電源料金が変動するため、最も安い時間帯では0.01円/kWhまで下がることがあります。
最安値の時間に電気を多く使用すれば、従来のプランに比べて電気代を抑えやすくなるでしょう。
また、料金の変動をチェックしながら電気を使うようにすれば、電気代の節約意識も高められます。
ただし、市場連動型は市場の料金が高くなると電気代も高騰しやすいことに注意が必要です。

電気供給エリアが広い
市場電力は、次のようなエリアに電気を供給しています。
- 北海道エリア
- 東北エリア
- 東京エリア
- 北陸エリア
- 中部エリア
- 関西エリア
- 中国エリア
- 四国エリア
- 九州エリア
CDエナジーダイレクトは東京電力エリア内のみに対応していますが、市場電力であれば幅広いエリアに電気を供給しているため、遠方に引っ越しする際の切り替え先としておすすめです。
引っ越し先が東京電力エリア外であっても、スムーズに電気の使用を開始できます。
CDエナジーダイレクトの解約に関するよくある質問

CDエナジーダイレクトの解約に関するよくある質問は、次の3つです。
- CDエナジーダイレクトは電話で解約できる?
- CDエナジーダイレクトは電気代が急に高くなった?
- CDエナジーダイレクトのメリット・デメリットは?
それぞれの質問に詳しく回答します。
CDエナジーダイレクトは電話で解約できる?
CDエナジーダイレクトは、電話でも解約できます。
電話番号と受付時間は次のとおりです。
電話番号 | 0120-811-792 |
受付時間 | 平日:9:00〜19:00 土日祝、 1/2、1/3:9:00〜17:00 |
フリーダイヤルが用意されており、基本的には通話料無料で解約手続きをおこなえます。
電話で解約するメリットは、不明点があれば直接オペレーターに確認できることです。
インターネット上での操作や入力に慣れていない方は、電話であればスムーズに手続きができるでしょう。
ただし、時間帯や状況によっては混雑してつながりにくいことがある点に注意が必要です。
CDエナジーダイレクトは電気代が急に高くなった?
電気代が急に高くなったと感じる場合は、電気料金の値上げによる影響が一般的なものとして考えられます。
しかし、CDエナジーダイレクトの電気料金は2023年10月1日に改定されたため、直近の電気代の高騰が値上げの影響とは考えにくいでしょう。
値上げが直接的に影響していない場合、燃料費の高騰により電気代が高くなるケースがあります。
CDエナジーダイレクトの燃料費調整単価には上限設定がなく、燃料費が高騰すると燃料費調整単価も上限なく高くなります。
そのため、電気代が高額になる可能性があることに注意しましょう。
燃料費調整単価に大きな変化がない場合は、自宅での電気使用量が増加していないか確認してみてください。
直近の電気使用量を確認して、増加している場合は節電を心がけましょう。
CDエナジーダイレクトのメリット・デメリットは?
CDエナジーダイレクトのメリットとデメリットは、それぞれ次のとおりです。
メリット | ・豊富な料金プランがある ・ポイントを貯めやすい ・ガスのセット割がある ・母体が大手企業で安心感がある |
---|---|
デメリット | ・電気供給エリアが限られる ・プランにより解約金がかかる ・環境問題に配慮したプランがない |
CDエナジーダイレクトには豊富な料金プランがあるため、世帯人数やライフスタイルにあわせて最適なプランを選べます。
また、電気料金の金額に応じて100円(税込)につき1ポイントが貯まったり、ガスのセット割を受けたりできるなど、お得に電気を使用できる点もメリットです。
ただし、電気供給エリアは東京電力エリア内に限られている点と、プランによっては解約金がかかる点には注意しなければなりません。
CDエナジーダイレクトを契約したり他社へ切り替えたりする際には、メリットとデメリットを把握したうえで、最適な選択をおこないましょう。
まとめ

CDエナジーダイレクトには、解約金がかからないプランが多くあります。
しかし、エンタメでんきやJO1でんきなどの一部のプランでは、契約終了日までの残存期間に応じた解約金の支払いが必要です。
解約やプラン変更をおこなう場合は、できる限り解約金の支払いが少ないタイミングで解約手続きを進めましょう。
また、解約手続きをおこなう前に、切り替え先の電力会社を決めておくことも忘れてはなりません。
市場電力のように、幅広いエリアに対応している電力会社であればスムーズに切り替え手続きを進められるため、ぜひ契約を検討してみてください。
<参考>
CDエナジーダイレクト