ENEOSでんきの引越し手続きや解約手続きに対して疑問を持つ方も多いでしょう。
手続きを間違えると、引っ越し先ですぐに電気が使えなかったり、余計な料金が発生したりする可能性があります。
本記事では、ENEOSでんきの引っ越しに伴う手続き方法を、継続利用、新規契約、解約のケース別に分かりやすく解説します。
また、手続きの流れや手続きに必要なものをはじめ、注意点、解約金が発生する条件まで網羅しています。
本記事を読めば、自身の状況に合った手続きが明確になります。
ENEOSでんきの引っ越し手続きをスムーズに完了させ、安心して新生活を迎えるために、ぜひ参考にしてください。
引越しに伴うENEOSでんきの手続き方法

ENEOSでんきの手続きは、引越し先での利用状況によって方法が異なります。
引越し先でも継続してENEOSでんきを利用するケースと、引越しを機にENEOSでんきを新たに契約するケース、それぞれの具体的な手続き方法を解説します。
状況に合わせて、必要な手続きを確認しましょう。
引越し先で継続使用する場合
現在ENEOSでんきを契約中で、引越し先の新しい住所でも継続して利用したい場合には「引越し手続き」が必要です。
この手続きは、ENEOSでんきのWebサイト(お客さまページ)または電話(カスタマーセンター)からおこなえます。
手続きには、お客さま番号、現在の住所、引越し先の新しい住所、引越し日時、連絡先電話番号などが必要になります。
とくに、お客さま番号は契約者情報と紐づく大切な番号です。
検針票やENEOSでんきのマイページなどで事前に確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。
引越し先で初めて契約する場合
引越し先の住所で新たにENEOSでんきと契約する場合は、「新規申し込み」の手続きをおこないます。
これまで他の電力会社を利用していた方や実家から独立する方など、ENEOSでんきを初めて利用する方が対象です。
申し込みは、ENEOSでんきの公式サイトまたは電話から可能です。
申し込み時には次の情報を入力します。
- 契約者の名前と連絡先
- 新住所と入居予定日
- 希望プラン(従量電灯Bなど)
なお、ENEOSでんきには供給エリアがあるため、引越し先が供給エリア内かどうかの事前確認が大切です。供給エリア外であれば契約できないことに注意しましょう。
供給エリアについては、後の章で詳しく解説します。
引越し後もENEOSでんきを使用する際の注意点

引越し先でENEOSでんきの利用を検討している場合、事前にいくつか確認しておきたい点があります。
供給エリアやプランの制限、賃貸物件特有のルールなど、スムーズな契約のために注意するべき点を解説します。
トラブルを避けるためにも、あらかじめチェックしておきましょう。
供給エリアを確認しておく
最も重要な注意点は、引越し先の住所がENEOSでんきの供給エリアに含まれているかどうかです。
ENEOSでんきは、日本全国すべての地域で利用できるわけではありません。
供給エリア外に引越しする場合は、残念ながらENEOSでんきの契約や継続利用ができません。
また、一部の離島や電力会社が限定されている地域では、ENEOSでんきが利用できないこともあります。
現在の供給エリアは、ENEOSでんきの公式Webサイトで確認できます。
手続きを進める前に、必ず自身の新しい住所がエリア内かどうかをチェックしてください。
オール電化プランは一部のエリアのみ
引越し先がオール電化住宅の場合、ENEOSでんきのプラン選択には注意が必要です。
ENEOSでんきにはオール電化住宅向けの専用プランがありますが、提供エリアが限られています。
具体的には、北海道電力エリア、東北電力エリア、東京電力エリアでのみ申し込みが可能です。
引越し先がオール電化住宅で、上記のエリアに該当しない場合は、ENEOSでんきのオール電化向けプランは利用できません。
引越し先エリアでオール電化プランが提供されているか、事前に確認しましょう。
賃貸物件は管理会社に確認する
賃貸住宅に居住する場合、自由に電力会社を選べない場合もあります。
建物全体で特定の電力会社と契約しているケースでは、ENEOSでんきへの切り替えや継続ができません。
事前に不動産会社や管理会社に次の点を確認しておきましょう。
- 電力会社の指定があるか
- 個別に契約変更が可能か
- 立ち会い工事が必要かどうか
なお、一部の物件では「スマートメーター」が未設置で、ENEOSでんきの利用に対応していないこともあります。
入居前にしか確認できないため、早めに管理会社へ問い合わせておくことが大切です。
引越しでENEOSでんきを解約する方法

引越しに伴い、ENEOSでんきの利用をやめる場合には解約手続きが必要です。
引越し先がENEOSでんきの供給エリア外である場合や、他の電力会社に切り替える場合などが該当します。
ここでは、ENEOSでんきの具体的な解約手続きの流れと、解約時に生じる違約金について解説します。
解約手続きの流れ
基本的に、ENEOSでんきの解約手続きは、引越し先で新たに契約する電力会社がおこないます。
多くの場合、ENEOSでんきに直接解約の連絡をする必要はありません。
引越し先で利用したい電力会社に申し込み手続きをしましょう。
申し込みの際に、現在ENEOSでんきを利用している旨を伝えれば、新しい電力会社がENEOSでんきへの解約手続きを代行します。
ただし、引越し先でどの電力会社とも契約しない場合(例:実家に戻る、海外へ移住するなど)には、ENEOSでんきカスタマーセンターへの連絡が必要になることも考えられます。
不明な点があれば、ENEOSでんきのカスタマーセンターに問い合わせて確認しましょう。
なお、手続きに必要な情報は、主に「お客さま番号」と「供給地点特定番号」です。
これらは検針票やENEOSでんきのWebサイト(お客さまページ)で確認できます。
新しい電力会社への申し込み時に必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。
違約金が発生する場合がある
ENEOSでんきを解約する際、契約期間やプランによっては違約金(解約金)が発生する可能性があります。
とくに、「にねんとく2割」などの割引プランを契約している場合、契約期間内に解約すると所定の違約金が請求されることがあります。
2年間の継続利用を条件に電気料金が割引されるプランのため、期間途中の解約には注意が必要です。
なお、違約金の金額や発生条件は、契約しているプランや契約時期によって異なります。
契約内容を確認し、違約金が発生するかどうか、発生する場合はいくらになるか事前に把握しておきましょう。
契約内容は、ENEOSでんきのWebサイト(お客さまページ)や契約時の書類などで確認できます。
不明な場合は、ENEOSでんきカスタマーセンターに問い合わせて確認しましょう。
ENEOSでんき解約後に市場電力がおすすめ
ENEOSでんきの解約後、新しい電力会社選びを迷う方もいるかもしれません。
電気料金の節約に関心があるなら、新しい選択肢として「市場電力」を検討してみてください。
市場電力は、電気の使い方次第で電気代を抑えられる可能性がある、新しいタイプの電力サービスです。
市場連動型で電気代を節約
市場電力の大きな特徴は、「市場連動型」の料金プランを採用している点です。
これは、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動して電気料金の単価が変動する仕組みです。
従来の固定単価のプランとは異なり、時間帯や季節によって電気の価格が変わります。
市場価格が安い時間帯に電気の使用量を増やしたり、市場価格が高い時間帯は電気の使用を控えたりするなどの工夫で、電気代を節約できる可能性があります。
たとえば、電気の市場価格が下がりやすい昼間に、洗濯機や食洗機、電気自動車の充電などをおこなうといったライフスタイルであれば、電気代の節約につながるでしょう。
信頼性の高い企業が運営で安心
新しい電力会社への切り替えを検討する際、運営企業の信頼性は重要なポイントです。
市場電力は、長年の実績を持つ企業が運営しているため、安心して利用を検討できます。
市場電力を運営しているのは、「株式会社Qvou(キューボー)」です。
太陽光発電システムの販売や施工などを手がけているため、エネルギー分野に関する知見があります。
また、株式会社Qvouは創業39年(2025年時点)と、長い歴史を持つ企業です。
長年にわたる企業活動は、安定した経営基盤の証ともいえるでしょう。
実績のある企業である点は、市場電力を選択する上での安心材料になります。
切り替えに面倒な手続きは不要
市場電力への切り替えは、スマートフォンやパソコンから5分ほどで完了します。
- 工事や立ち会いは不要
- 現在の電力会社への解約連絡も不要(自動で切り替え)
切り替えのハードルが低く、自由度の高い契約が可能です。
ENEOSでんきを解約したばかりで次の電力会社を決めていない方であれば、費用面や信頼性、手間のなさをすべて兼ね備えた市場電力が適しています。
引越し時のENEOSでんきに関するよくある質問

ENEOSでんきの引越し手続きに関して、多くの方が疑問に思う点をまとめました。
手続きの最適なタイミングや立ち会いの必要性、電話での申し込み、お得なキャンペーン情報など、気になるポイントをQ&A形式で解説します。
スムーズな手続きのために、ぜひ参考にしてください。
手続きするタイミングはいつがよい?
ENEOSでんきの引越し手続きは、引越し日が決まり次第、早めにおこなうことをおすすめします。
目安として、引越し日の1か月前から2週間前までには手続きを完了させておくと安心です。
とくに、引越しシーズン(3月〜4月)は申し込みが混み合う可能性があるため、余裕を持った手続きが重要です。
また、直前の申し込みであれば、希望日に電気の利用を開始できない可能性も考えられます。
引越し先での電気利用開始希望日と、現在の住居の利用停止希望日を明確にした上で、早めに手続きを進めましょう。
退出・転入時の立ち会いは必要?
原則として、ENEOSでんきの引越し手続きに伴う電気の利用停止(退出時や利用開始(転入時)には、契約者の立ち会いは必要ありません。
作業員が屋外のメーターを確認して操作するのみで完了します。
ただし、オートロック付きの建物などでメーターが屋内や施錠された場所にある場合や、特殊な設備がある場合など、状況によっては立ち会いを依頼される可能性もゼロではありません。
なお、新居で初めて電気を使う際は、分電盤のブレーカーを「入」にする必要がある点にも注意しましょう。
電話で手続きできる?
ENEOSでんきの引越し手続きは、電話でも完了できます。
Webサイトでの手続きが苦手な方や、直接相談しながら進めたい方は、ENEOSでんきカスタマーセンターへ連絡しましょう。
オペレーターが手続きをサポートします。
電話番号:0570-01-8704
電話で手続きする場合にも、お客さま番号や引越し先の住所、引越し日時などの情報が必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。
お得なキャンペーンを実施している?
ENEOSでんきは、引越し時に利用できるお得なキャンペーンや割引を実施していることがあります。
たとえば、新規契約者向けの割引や、引越し先でも契約を続ける場合に特典があります。
最新のキャンペーン情報については、ENEOSでんきの公式サイトで確認できます。
お得なキャンペーンや特典を見逃さないよう、引越しのタイミングでチェックしておきましょう。
まとめ

引越し先でENEOSでんきを継続利用する場合と新たに契約する場合、解約する場合で、必要な手続きはそれぞれ異なります。
自身の状況に合わせて、正しい方法で手続きを進めることが重要です。供給エリアの確認や、プランによっては解約金が発生することも忘れてはいけません。
もしENEOSでんきを解約して、新しい電力会社を探しているなら、「市場電力」も選択肢の一つです。
市場価格に連動した料金プランで電気代を節約できる可能性がある以外にも、信頼できる企業が運営しているため、安心して利用できます。
引越しは何かと忙しいですが、電気の手続きも計画的に進めましょう。