新日本エネルギーは高い？怪しい？口コミ・評判や料金プランを徹底解説

新日本エネルギーの契約を検討している中で、「電気代が高い」「怪しい」などの評判が気になり、契約に踏み切れない方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、新日本エネルギーの電気料金は使用状況や使用量によって、大幅に高くなる可能性があるため注意しなければなりません。

本記事では、料金が高くなるといわれる具体的な理由から、利用者のリアルな口コミ、運営会社の信頼性、安心して電気代を節約するための解決策までを詳しく解説します。

電気料金がお得になるおすすめの新電力会社も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

【結論】新日本エネルギーの電気料金は大手電力より高くなる可能性あり

新日本エネルギーは、特定の条件下において電気料金が大手電力会社よりも高くなる可能性があります。

なぜなら、新日本エネルギーの料金プランには、電源の調達コストによって大きく変動する「電源調達調整費」の上限設定がないためです。

ここでは、料金体系の具体的な仕組みや注意点を詳しく解説し、大手電力会社との料金を比較します。

新日本エネルギーの料金プランと料金体系の仕組み

新日本エネルギーには複数の料金プランがありますが、現在新規受付をしているのは「スタンダードプラン電灯B」と「スタンダードプラン電灯A」の2種類です。

それぞれの対象エリアや料金体系の仕組みは、次のとおりです。

プラン名	対象エリア	料金体系の仕組み
スタンダードプラン 電灯B	北海道/東北/東京/中部/北陸/九州	基本料金+電力量料金+電源調達調整費+再エネ賦課金
スタンダードプラン 電灯A	関西/中国/四国	最低料金+電力量料金+電源調達調整費+再エネ賦課金

基本料金または最低料金に加えて、電力量料金や電源調達調整費、再エネ賦課金を合計した金額が電気料金となります。

そのため、大手電力会社やほかの新電力会社と大きく仕組みが異なるわけではありません。

しかし、重要なのはそれぞれの料金単価や、新日本エネルギー独自の「電源調達調整費」の扱いです。

とくに電力調達単価は毎月大きく変動するため、電気料金を左右するポイントとなります。

電気料金を大きく左右する「電源調達調整費」に注意

新日本エネルギーを契約する際は、毎月変動する「電源調達調整費」に注意が必要です。

電源調達調整費とは、大手電力会社の「燃料費調整額」に代わり、電源の調達コストを電気料金に反映したもので、変動幅には上限設定がありません。

大手電力会社では、燃料費調整額に上限を設定しているため、燃料価格が際限なく高騰し続けても、利用者の負担が急激に増えることはありません。

一方、新日本エネルギーには上限設定がないため、電源の調達コストが高騰した際には、上昇分が直接電気料金に反映されて、料金が大幅に高くなるリスクがあります。

電源調達調整費に上限設定がない点が、「高い」といわれる最大の理由といえるでしょう。

大手電力会社との料金比較シミュレーション

電源調達調整費の状況によって、新日本エネルギーの電気代が大手電力会社より高くなる可能性があることを、具体的なシミュレーションで確認してみましょう。

一例として、東京電力エリアにおける新日本エネルギーの「スタンダードプラン電灯B」と、東京電力エナジーパートナーの「スタンダードS」の電気料金を比較します。

それぞれ1か月の電気使用量を120kWh、契約アンペア数を30Aと想定して算出しました。

電力会社名	1か月あたりの電気代の想定
新日本エネルギー （スタンダードプラン電灯B）	約5,764円
東京電力エナジーパートナー （スタンダードS）	約3,879円

新日本エネルギーの電源調達調整費は、2025年8月時点で6.67円/kWh、東京電力の燃料費調整単価は、同時点で-9.25円/kWhです。

上記の場合、新日本エネルギーよりも東京電力エナジーパートナーの方が約1,800円ほど電気料金が安くなることがわかります。

毎月の電気使用量や電源調達調整費によって電気料金は大きく変動するため、自身のライフスタイルにあわせてシミュレーションをおこない、乗り換えでお得になるかを確認しましょう。

【評判】新日本エネルギーの口コミからわかるメリット・デメリット

「新日本エネルギーは高い」といった料金面での評判だけでなく、実際にサービスを利用した方がどのように感じているのか、気になる方もいるでしょう。

ここでは、SNSや口コミサイトなどで見られるよい口コミと悪い口コミの両方を紹介し、多角的な視点から新日本エネルギーのサービスを分析します。

まず、口コミからわかる新日本エネルギーのメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット	電気代の節約につながる サポート対応が早い 手続きがスムーズにできる
デメリット	解約金がかかる 電源調達調整費が高い 対応が悪い場合がある

利用者のリアルな声を知ることで、公式サイトだけではわからない実態が見えてくるでしょう。

よい口コミ・評判

工事に立ち会わなくてもすぐに電気が使えるようになったので助かりました。契約をしたときは初期費用が一切かからなかったのでコスト削減につながって良かったです。私は大人数で生活をしていますが、年間で約5万円も電気代を節約することができて満足しています。メーターの交換も無料で行ってくれましたし、サイズもコンパクトだったので近隣の住民に迷惑をかける心配もありませんでした。契約が完了したら自動的にメールが送信されたので現状も把握しやすかったです。工事をするときも事前に点検をしてから作業をしてくれました。

引用元：みん評

本日、新規契約したので、まだ一ヶ月の電気使用料はわかりませんが、東京電力よりはカスタマーセンターもすぐにオペレーターと繋がる！

引用元：みん評

こちらのサービスを利用して以来、電気代が安くなって、家計の節約につながりました。電力自由化に参入する企業が増えている時代、どの企業を選べばよいか分からずに悩んでいた折に、親しい友達から勧められたのが、新日本エネルギーを利用したきっかけでした。契約変更は面倒臭いのかな、とも思っていたのですが、従来のメーターを継続して利用できたため、工事も一切不要で、思っていたよりも簡単に利用開始できました。家計の節約につながることが実感できた今では、もう少し早く利用しておけばよかった、と感じています。

引用元：みん評

新日本エネルギーのよい口コミとして、まずは料金の安さに関する声が多く寄せられています。

「節約につながった」と実感している方も多く、使用状況によっては従来のプランよりも安く電気を使用できる可能性があるでしょう。

また、料金以外にも「オペレーターにすぐつながる」といった対応品質に関する肯定的な意見も多く、総合的に満足度が高いといえます。

悪い口コミ・評判

新日本エネルギーの時は一人暮らしで毎月1万円弱、6月から東京ガス電気にしたら半分の請求です。
6月は暑い日が続いたのでエアコンも毎日、フル活用！でも新日本エネルギーの半分の値段…なぜ？
私はオススメしませんね！

引用元：みん評

口座振替に4ヶ月もかかる。そのあいだ紙の請求書がきて（メールでのリマインドもない。）送料の330円とられる。再発行ならもっとかかる。しかも払ってるのに催促の電話も来た。はらってますと言ったら申し訳ありませんとだけ。解約料は9000円。ひどい。というか契約した覚えがない。

引用元：みん評

料金の件もキャッチボールとかいう会社で電話繋がらないし、無駄
メールで問い合わせてもテンプレ通り
メールに載っていた電話にかけても別会社だからわからないと言われる。
今後は契約時に調べるべきだと再確認できました。

引用元：みん評

一方、悪い口コミとしてとくに多いのは、「電気代が高くなった」といった料金に関する不満の声です。

電気代が高くなる原因として、料金単価の設定の違いや電源調達調整費の上限がない仕組みなどが大きく影響していると考えられます。

解約金の発生も不満点としてあげられるため、契約更新月以外に解約する際は注意が必要です。

具体的な解約金の金額はプランによって異なりますが、契約期間内に解約した場合には、基本的に解約金として9,000円が必要です。

料金以外では、場合によってはサポートの対応が悪いと感じられる点もデメリットとしてあげられます。

口コミ・評判の総括

ここまで紹介したよい口コミと悪い口コミを総合的に判断すると、新日本エネルギーは「料金が外的要因によって変動しやすく、利用者によって評価が大きく分かれるサービス」であるといえるでしょう。

サポートの対応品質のように評価できる点もある一方で、電気代の安定性や安さを最優先に考える方にとって、高騰リスクは無視できないデメリットとなります。

もちろん、これらの口コミはあくまで個人の感想であり、すべての方に当てはまるわけではありません。

しかし、実際の利用者の声を参考にしつつ、最終的には自身の状況にあわせて、公式サイトや客観的なデータから慎重に契約を判断することが重要です。

【信頼性】新日本エネルギーは怪しい？運営会社の安全性

「新日本エネルギー」という社名に馴染みがなく、「怪しい会社ではないか」と不安に感じる方も少なくないでしょう。

とくに電力は生活に不可欠なインフラなため、運営会社の信頼性は非常に重要です。

ここでは、新日本エネルギーの運営会社の概要や、万が一の倒産リスクに対するセーフティネットを解説し、信頼性に関する不安を解消していきます。

運営会社は幅広い事業を展開

新日本エネルギーを運営しているのは、「株式会社NEXT ONE」です。

2007年に設立され、本社は東京都渋谷区、支社は福岡県福岡市にあります。

電力サービスである新日本エネルギーのほか、インターネット回線やウォーターサーバー、生活サポートサービスなど幅広い事業を展開している点が特徴です。

さまざまな事業を活用して幅広い顧客層にリーチして、市場を拡大しています。

登録小売電気事業者（登録番号：A0463）としての登録も受けており、正式な手続きを経て電力サービスを提供している信頼性が高い企業です。

決して「怪しい」ことはなく、安心して電気の供給を受けられるといえます。

万が一の倒産時も電気供給は止まらない

近年、燃料価格の高騰などを背景に、残念ながら事業を撤退したり倒産したりする新電力会社が増えているのは事実です。

実際に、2024年9月末時点では734社が経済産業大臣の登録を受けて電力サービスを提供していますが、同時点で累計123社が事業廃止や法人の解散などの手続きをおこなっています。

もし契約中の電力会社が倒産すると「電気が止まるのでは」と不安になる方もいるかもしれませんが、万が一倒産してもすぐに電気が止まることはありません。

倒産後も、一定期間は地域の大手電力会社より電力供給がおこなわれるため、問題なく電気を使用できます。

ただし、一定期間を過ぎると供給がストップする可能性があるため、万が一の倒産後はすぐに乗り換え先の電力会社を探しましょう。

参照元：電力小売全面自由化の進捗状況について – 経済産業省

【解決策】今の電気契約を見直す際のポイント

新日本エネルギーの料金体系や口コミなどを踏まえて、「今の電気契約をこのまま続けてよいのだろうか」と感じた方もいるでしょう。

電気契約を見直す際は、次のようなポイントを確認してみてください。

チェックポイント	内容
現在の契約内容	契約プランの内容や契約アンペア数を確認する
電気使用量	過去1年分の電気使用量を確認する
電気の使用パターン	「昼間と夜間のどちらに電気をよく使用するか」といった使い方を確認する

まず、現在の契約内容を把握することで、ほかの料金プランと比較してよりお得な電力会社を見つけられるようになります。

また、自身の電気使用量や使用パターンを知ることで、使用状況やライフスタイルにあわせた料金プランを選びやすくなるため、過去1年分の使用状況を振り返ってみてください。

これにより、今よりも電気料金単価が安いプランや、最適な時間帯別料金プランなどを選べるようになるでしょう。

電力会社選びで失敗しないための3つのポイント

乗り換え先の電力会社を選ぶ際は、次のようなポイントをチェックしてみてください。

• 料金体系がシンプルでわかりやすいか
• 運営会社に信頼と実績があるか
• 解約金は発生しないか

まず、料金体系がシンプルであれば毎月の電気代を予測しやすく、納得感を持って利用できます。

とくに、電気料金単価が市場価格に連動する「市場連動型」ではなく、「固定料金制」のプランを選べば、より安定した料金で電気を使用できるでしょう。

次に、運営会社の信頼性は、サービスの安定供給や長期的な安心感に直結する重要な要素であるため、運営会社の公式サイトから展開する事業や創業年数などを確認してみてください。

また、解約金の発生リスクがなければ、万が一サービスに不満があった場合でも、柔軟に見直しをおこなうことが可能です。

これらのポイントは、まさに新日本エネルギーの懸念点を解消するものといえるでしょう。

電気代を安心して安くしたい場合は「お得電力」がおすすめ

電気代の高さや新電力への不安を感じている方に、安心して乗り換えを検討できるサービスとして「お得電力」をおすすめします。

お得電力は、料金のわかりやすさと運営会社の信頼性を両立しており、新電力への切り替えがはじめての方でも安心して利用できる3つの魅力があります。

• 魅力1：シンプルでお得な料金体系
• 魅力2：創業40年以上の企業が運営する安心感
• 魅力3：Webで完結！最短5分で簡単に申し込み可能

それぞれの魅力について詳しく解説します。

魅力1：シンプルでお得な料金体系

「お得電力」は、各地域の大手電力会社のプラン内容と同等レベルのサービスを、より安価な料金で提供しています。

市場連動型のように価格変動リスクを心配する必要がなく、毎月の「基本料金」と使った分だけかかる「電力量料金」の両方が、従来のプランよりも安くなるように設計されています。

そのため、複雑な計算や将来の価格高騰を心配することなく、シンプルに電気代の削減が期待できます。

わかりやすさとお得さを両立したい方に、まさに適した電力会社といえるでしょう。

魅力2：創業40年以上の企業が運営する安心感

「お得電力」をおすすめするもう一つの大きな理由は、運営会社の信頼性の高さです。

お得電力の運営会社は「株式会社Qvou」で、2025年時点で創業40年を迎える長い歴史と豊富な実績を持っています。

株式会社Qvouは、電力事業以外に太陽光発電事業やミネラルウォーター「のむシリカ」の販売、サロン事業など多角的に事業を展開しており、安定した経営基盤を築いています。

新電力会社の事業撤退などがニュースになる中で、運営会社の安定性は、サービスを長く安心して利用し続けるための非常に重要な要素です。

魅力3：Webで完結！最短5分で簡単に申し込み可能

新電力への乗り換えは「手続きが面倒そう」と感じ、申し込みをためらう方もいるかもしれません。

しかし、お得電力であれば申し込みは公式サイトから最短5分で完了するため、手軽に手続きがおこなえる点が魅力です。

さらに、切り替えにあたって、現在契約中の電力会社への解約連絡は不要で、すべてお得電力が代行します。

また、特別な切り替え工事や、自宅の電気機器の交換なども一切必要ありません。

このように、利用者の手間を極限まで省いた簡単な手続きで乗り換えられる点も、多くの方におすすめできる大きなメリットです。

新電力への乗り換えに関するQ&A

最後に、新電力への乗り換えを検討する際によくある質問と回答をまとめました。

まだ疑問や不安が残っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸マンションやアパートでも切り替えはできる？

賃貸マンションやアパートの場合でも、原則として電力会社を自由に切り替えることは可能です。

重要なのは、電気の契約名義が自身になっているかどうかです。

自身の名前で電力会社と契約しているのであれば、大家や管理会社の許可を得る必要なく、乗り換え手続きを進めることができます。

ただし、ごく稀に、建物全体で電力会社と一括契約を結んでいる場合があります。

一括契約の場合は個人での切り替えはできないため、事前に管理規約を確認するか、管理会社に問い合わせて確認しておきましょう。

乗り換えの際に工事や費用は発生する？

原則として、電力会社を切り替える際に工事費用や初期費用は発生しません。

自宅の電力メーターが旧式のアナログメーターの場合、「スマートメーター」への交換工事が必要になりますが、工事費用は地域の電力会社が負担するため無料です。

また、工事の際の立ち会いも基本的には不要なため、負担なく切り替えが完了します。

オール電化に対応したプランはある？

一部の新電力会社では、オール電化に対応したプランを提供しています。

たとえば、お得電力では東京電力のオール電化プラン「スマートライフS」「スマートライフL」に対応するプランがあります。

そのため、基本料金や電力量料金を安くしながら、お得に電気を使用可能です。

利用できる支払い方法は何がある？

多くの新電力会社では、クレジットカードや口座振替などさまざまな支払い方法に対応しています。

利用できるクレジットカードのブランドや口座振替の手続き方法、そのほかの支払い方法などについては、各新電力会社の公式サイトに記載されているため確認してみてください。

申し込み前に目をとおしておくと、支払いの手続きをスムーズに進められます。

新日本エネルギーの解約方法は？

新日本エネルギーを契約中の方がほかの電力会社へ乗り換える場合、基本的には自身で解約の連絡をする必要はありません。

新しく契約する電力会社の申し込み手続きをおこなうだけで、乗り換え先の会社が解約手続きを代行します。

ただし、乗り換えではなく、引越しなどで電気の利用自体を停止する場合は、自身で新日本エネルギーへの連絡が必要となるため注意してください。

クーリングオフは適用される？

契約方法によっては、クーリングオフが適用されます。

具体的には、訪問販売や電話勧誘販売といった特定の営業方法で契約した場合、法律で定められた契約内容の書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、無条件で契約を解除できるクーリングオフ制度を利用できます。

クーリングオフをおこなう場合は、電話ではなく、書面またはWebサイトの専用フォームといった電磁的記録によって通知する必要がある点に気をつけましょう。

契約後に不安を感じた場合は、すぐに消費生活センターに相談することも重要です。

まとめ

新日本エネルギーは、電源調達調整費に上限設定がないため、電源の調達コストが高騰した際には電気代が大幅に高くなる可能性があります。

また、契約プランや解約のタイミングによっては解約金が発生する可能性もあり、契約には慎重な判断が必要です。

価格変動リスクを避けて、シンプルでわかりやすい料金体系を望むのであれば、従来の料金プランよりも単価が安く設定されている「お得電力」への乗り換えがおすすめです。

今回の内容を参考に、自身の状況にあった電力会社をしっかりと見極め、納得のいく選択をしてみてください。

＜参考＞
お得電力